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スマトラ島で新種オランウータン発見 生息数わずか800頭 「絶滅の危機」

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 インドネシアスマトラ島の一部にすむオランウータンの集団は、これまで知られていた2種とは異なる“第3の種”だとする研究結果を、スイス・チューリヒ大などのチームが米科学誌に発表した。生息数はわずか800頭と推定され、チームは「絶滅の危険がある」として保全を急ぐよう求めている。

 オランウータンは人類の親戚にあたる大型類人猿。スマトラ島の別の地域とカリマンタン島ボルネオ島)でそれぞれ1種が知られているが、新たな種の発見は珍しい。

 今回の集団は20年前にスマトラ島北部の森に生息しているのが見つかった。チームは骨の形や遺伝子を新たに分析し、小さな頭や縮れた毛など他の2種と特徴が異なることから新種と判断した。生息地の名をとって「タパヌリ・オランウータン」と名付けた。

 大陸から島々に広がった祖先のオランウータンから2種が枝分かれした一方で、古い特徴を残しながら限られた場所で生き残ったのが今回の新種らしい。

 ただ違法な狩猟で殺される恐れがあるほか、生息地近くにダムを建設する計画もある。チームは「オランウータンは繁殖が遅く、年に1%のペースで死んでも絶滅の危険がある」と警告している。

2017.12.4 06:19    産経新聞