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「習主席が圧力強化確約」 トランプ氏、アジア歴訪総括

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15日、ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は15日、ホワイトハウスでアジア歴訪の総括声明を発表した。北朝鮮問題について「非核化という共通目標を果たすため、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が大きな経済力を行使すると確約した」と言及。金正恩キム・ジョンウン)体制に圧力を強めるため、中国の協力を引き出したと成果を誇示した。

 トランプ氏は5日から日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンの5カ国を訪れ、14日に帰国した。

 トランプ氏はアジア歴訪の目標が「北朝鮮による脅迫に対して世界を結束させることだった」と意義づけた。習氏との会談で「我々は(北朝鮮の核開発を止めるための)時間がなくなってきており、すべての選択肢がテーブルの上にあることをはっきりさせた」と強調した。

 日本の安倍晋三首相とも「北朝鮮の非核化に向け今後も団結していくことを強く決意した」と力説した。「日本は米国との共同防衛にかかる負担をより多く引き受けることも約束した」と言明し、その手段として日本による米国の戦闘機やミサイル防衛システムの購入を例に挙げた。

 韓国では首脳会談で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が在韓米軍の平等な費用負担に前向きな姿勢を示した」と述べ、米国との防衛協力で貢献を増やしていることを評価した。

 アジア歴訪のもう一つの主題である通商政策では「公正で互恵的な貿易」というトランプ氏のメッセージに「共感が得られた」と主張した。ベトナムで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で初めて同氏の主張が取り入れられたことを自賛した。

 トランプ米政権のアジア政策についてはすべての訪問国で「米国が強いパートナーになることを明確にした」と表現し、アジアへの関与を続ける姿勢を改めて強調した。

2017/11/16 10:16    日経新聞