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新型車両「アンネ号」案、「新たな苦痛」と反発

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アンネ・フランクの名を冠することが検討されている新型車両「ICE4」(ドイツ鉄道提供)

 【ベルリン=井口馨】独全土に路線網を持つドイツ鉄道が、新型車両の名称に「アンネの日記」の著者アンネ・フランクを使用する計画を明らかにし、ナチスによって列車で強制収容所に移送された犠牲者らに「新たな苦痛を与える」との反発が広がっている。

 同社は10月27日、12月以降に順次投入する新型の高速列車「ICE4」の各編成に命名する名称の公募選考結果を発表した。文豪の「トーマス・マン」や女優「マレーネ・ディートリヒ」など25の名称の中に「アンネ・フランク」が含まれていた。

 ドイツ占領下のオランダ・アムステルダムの住居に隠れていたアンネ・フランク一家は1944年、アウシュビッツ強制収容所に向けて列車で移送され、アンネは翌年、別の収容所で病死した。ドイツ鉄道の前身である国営鉄道は当時、ユダヤ人らの移送を担い、劣悪な衛生状態の貨車にユダヤ人らを詰め込んだとされる。
2017年11月08日 08時59分    Copyright © The Yomiuri Shimbun