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ドゥテルテ氏、北朝鮮と対話の必要性指摘 日比首脳会談

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共同記者発表を終え、フィリピンのドゥテルテ大統領(左)と握手する安倍晋三首相=30日午後7時46分、首相官邸、岩下毅撮影

 安倍晋三首相は30日、フィリピンのドゥテルテ大統領首相官邸で会談した。両首脳は、軍事的挑発を繰り返す北朝鮮への圧力強化を進めることで一致。ただ、ドゥテルテ氏は対話の必要性も指摘し、首相との考えの違いも浮き彫りになった。
 会談後の共同記者発表で、首相は中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題も念頭に、「北朝鮮の核ミサイルの問題、拉致問題の早期解決、自由で開かれたインド太平洋の実現などの課題に協力して対応していくことを確認した」と強調した。

 一方、ドゥテルテ氏は「我々は(北朝鮮の)挑発行為に非難の声をあげている。すべての当事国に、再び平和について話し合うテーブルにつくよう呼びかけている」と述べ、南シナ海問題にほとんど言及しなかった。

 ドゥテルテ氏は2度目の来日。フィリピンは11月に開かれる東南アジア諸国連合ASEAN)関連首脳会議の議長国で、日本側は、主要議題となる北朝鮮南シナ海問題をめぐり、「直前にドゥテルテ氏と『腹合わせ』できる意義は大きい」(外務省幹部)と歓迎した。

 ただ、南シナ海で中国と領有権を主張してきたフィリピンは、中国からの経済支援を受けた後、態度を一変し、中国批判を避けてきている。日本は中国の独自の主張に基づく南シナ海東シナ海への権益拡大に懸念を訴えてきただけに、フィリピンの態度の変化に不満もある。

2017年10月30日22時36分    朝日新聞デジタル

 

 

「誰かが正恩氏と話さねば」比大統領が羽田到着

 【ダバオ=大重真弓】フィリピンのドゥテルテ大統領は30日未明、安倍首相との首脳会談に臨むため、専用機で羽田空港に到着した。

 ドゥテルテ氏は、日本に出発前の29日夜、フィリピン南部ダバオ空港で記者会見し、北朝鮮の核・ミサイル開発問題で、北朝鮮との対話の必要性を強調、日米韓と連携して対処する姿勢を示した。

 ドゥテルテ氏は北朝鮮の核・ミサイル開発問題について「核戦争は受け入れられない。誰かが金正恩氏と話さなければならない」と述べた。「米国、日本、韓国が北朝鮮を説得し、対話のテーブルに着かせるべきだ」とも語り、事態沈静化に向けフィリピンとしても対応する考えを示した。

 安倍首相との首脳会談では、テロ対策やフィリピンの近代化に向けたインフラ(社会基盤)整備などについても協議する。31日午後には、天皇、皇后両陛下との会見も予定されており、「日本の友情に感謝の気持ちを伝えたい」と抱負を述べた。
2017年10月30日 11時07分    Copyright © The Yomiuri Shimbun