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うめきた「梅田墓」初の発掘調査で人骨200体

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 大阪市教育委員会は17日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」(大阪市北区)で、江戸~明治時代にあった「梅田墓」を発掘調査し、埋葬された200体以上の人骨が見つかったと発表した。

 梅田墓は、江戸時代に庶民に流行した盆供養「大坂七墓巡り」の1か所で、近松門左衛門の「曽根崎心中」にも登場する。発掘調査は初めてという。

 市教委と大阪文化財研究所が2~6月、うめきた2期区域の工事に伴い、700平方メートルを調査した。おけに座った状態で土葬された人骨や、骨つぼに入れられずに重なり合った人骨、火葬に使われた骨つぼなどがあり、様々な埋葬の仕方があったことが確認された。周辺からは数珠やかんざしなどの副葬品も見つかった。

 梅田墓は、江戸初期に天満(北区)周辺に点在していた墓を集めたうえで、1680年代に移転させたとされる。曽根崎心中では、お初と徳兵衛が心中の現場へ向かう道中に出てくる。千日(中央区)や飛田(西成区)など、大坂の町の周辺にあった墓地を回る七墓巡りは、供養から肝試しといった夜遊びに変わりながら流行したという。

 市教委は「出土資料を整理することで、墓地や埋葬の実態だけでなく、当時の文化や庶民生活の一端が明らかになると期待される」としている。

2017年10月18日 07時52分    Copyright © The Yomiuri Shimbun