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独の絶滅オオカミ、警備緩い国境越え「里帰り」

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森の中を歩くオオカミ(2016年、ドイツ東部ザクセン州で)=独オオカミ野生生物事務所提供

 【ベルリン=井口馨】ドイツで約150年前に絶滅したとされるオオカミが近年、隣国ポーランドから流入して生息域を拡大している。

 グリム童話赤ずきん」を生んだ国での「復活」を歓迎する声がある一方、家畜が襲われる被害に頭を痛めている。

 独連邦自然保護庁によると独全土で2015年にオオカミに襲われて犠牲になった家畜は約700頭に上る。ベルリン郊外の牧場で肉牛数十頭を飼育するフランク・ミヒェルヒェンさん(51)も約3か月前、1頭がオオカミに襲われ、「手塩にかけた牛を殺され、我慢できない」と話す。

 ドイツでは、オオカミは19世紀後半に絶滅したとみられていた。再び群れが確認されたのは2000年になってからだ。東西ドイツの統一で警備が緩くなったポーランドとの国境の川に増設された橋などを通って渡ってくるようになった。
2017年10月16日 14時40分    Copyright © The Yomiuri Shimbun