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表情・放熱…2つのカメラで感情分析 パナソニック

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イライラや驚き、リラックスなどの感情を「顔」と「心」の2つのマークで表す

 パナソニックは27日、2種類のカメラを使い、表情や放熱量から人間の感情を分析する技術を開発したと発表した。通常のカメラで単に表情を読み取るだけでなく、「サーモカメラ」で皮膚の温度や放熱量を測り、独自の人工知能(AI)で感情を読み解く。働き方改革の一つとしてオフィスでのストレス上昇を検知したり、電子看板での広告の効果の測定などの用途を検討している。
 開発を担当したセンシングソリューション開発センターの楠亀弘一開発3課長は、「上司が部下にどういうストレスを与えているかも『見える化』できる」と話す。

 27日に都内で開かれた技術発表会。この技術のデモでは、カメラの前で笑ったり、しかめっ面をしたりすると、どういう感情なのかを映し出すモニター上で、眉間や口角の状態を示す項目が瞬時に動いていた。イライラ、悲しみ、驚き、リラックスなどと書かれた感情の分析図の中で、今どういう状況にあるかを「顔」と「心」の両方のマークで表示する。顔は笑っていても、実は心の中では悲しんでいる――。表情だけの判断ではなく、温度のデータなどをもとに、そんな感情も読み解こうとしている。

 10月に開催される家電・IT(情報技術)の見本市「シーテック」にも出展するこの技術。例えばパソコンにこの2つのカメラを搭載すれば、どういった作業や会話をする際にストレスが高まっているかも分析できるようになるという。居眠り運転防止などで使えるように開発した、眠気を予測する技術が基礎となっているこの手法だが、もし開発が進んで導入されたら、上司と部下の会話が変わるきっかけを与えることになるかもしれない。(飯山順)

2017/9/27 15:52    日経新聞