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北朝鮮外相、「先制行動」に言及 国連総会で演説

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国連総会の一般討論で演説する北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相=23日、米ニューヨークの国連本部、金成隆一撮影

 北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は23日午後(日本時間24日未明)、米ニューヨークで開かれている国連総会で一般討論演説をした。北朝鮮を「完全に破壊する」と言及したトランプ氏の国連総会演説を強く批判。核・ミサイル開発を正当化した上で、米国や同盟国が軍事攻撃の兆候を示した場合、「先制行動」を取ると宣言した。
 演説は約20分間で、あらかじめ用意した朝鮮語の文章を読み上げた。

 李氏は、トランプ氏の国連総会での演説を批判。「彼自身、米国の領土が我々のミサイルの標的になることを一層避けられなくする過ちを犯した」と糾弾。「自殺攻撃を始めたのは他でもないトランプ」「これによって米国領の無辜(むこ)の命が災いを被るならば全面的にトランプのせいだ」と主張した。

 自らの核・ミサイル開発については「正々堂々たる自衛的な措置だ」と主張。今月に行った「大陸間弾道ミサイルICBM)搭載用の水爆実験」と称する核実験に言及し、「核武力完成の完結段階に入った」と誇った。その上で「米国と追従勢力が私たちの指導部に対する『斬首』や軍事的攻撃の兆候が見えた時は、容赦なく先制行動として予防的な措置を取る」と警告した。

2017年9月24日06時55分    朝日新聞デジタル

 

 

北朝鮮外相「トランプ氏は誇大妄想」…国連演説

 【ニューヨーク=橋本潤也】北朝鮮の李容浩リヨンホ外相は23日午後(日本時間24日未明)、国連総会の一般討論演説に臨み、トランプ米大統領金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだことを非難し、「我々のロケットが、米国本土に向かうことが避けられなくなる過ちを犯した」と威嚇した。

 トランプ氏を「精神的に錯乱し、誇大妄想と独りよがりの固まりのような人物」と激しい言葉で非難した上で、「このような人物が核兵器のボタンを持っていることこそ、国際社会の深刻な脅威だ」と訴えた。

 李氏は北朝鮮を「核保有国」だと強調し、「我々が核兵器を持たなければいけない理由は、米国に対処するためだ」と述べ、核開発は自衛的な措置だと主張。今後も核ミサイル開発を続けると訴えた。

2017年09月24日 05時53分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

北朝鮮外相「米全土にロケット、不可避」 国連演説

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国連総会で演説する北朝鮮の李容浩外相(23日)=AP

 【ニューヨーク=高橋里奈北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は23日午後(日本時間24日未明)、国連総会の一般討論演説で、トランプ米大統領に「米国全土に我々のロケット(ミサイル)を打ち込むことがますます避けられなくなるという撤回できない過ちを犯した」と警告した。トランプ氏が19日の演説で金正恩キム・ジョンウン)委員長を「ロケットマン」とたとえたことが侮辱だと猛反発。また従来通り核兵器保有は「自衛手段」と正当化した。
 李氏は約20分の演説の冒頭、19日の総会演説で金正恩氏を批判したトランプ氏を呼び捨てにし、「独りよがりの誇大妄想の気が狂った人」と痛烈にこき下ろした。米国民からも「悪の大統領」「ライイン・キング(嘘つき王)」と非難されているとし、核のボタンを握る「ギャンブラー」だと皮肉った。

 19日の演説で「(金氏が)自殺行為をしている」と発言したトランプ氏に対し、「トランプ自身が自殺行為をしている」とも反発。「この自殺攻撃によって米国の罪なき命が失われた場合は、トランプにすべての責任がある」と語気を強めた。

 また「米国こそが北朝鮮核兵器を使うと脅している」と主張。米韓合同軍事演習でも「核戦略軍備」を動員しているとしたうえで、「世界最大の核戦力を持つ国からの“炎と怒り”“完全破壊”という暴力的な言葉以上の大きな脅しはない」と訴えた。

 米国の北朝鮮敵視政策と核の脅威は70年以上続いてるとし、「北朝鮮核兵器保有する理由は米国のせいだ」と強調。「我々の国家核戦力は米国の核の脅威を終わらせ、軍事侵攻の予防のためだ」と正当化。「核兵器保有という決断は米国に強制された避けられない選択肢だった」と説明し、北朝鮮の核抑止力は「正当な自衛手段」と譲らなかった。

 さらに「北朝鮮は核戦力の完備という目標を達成する努力の一環として最近、水素爆弾の搭載が可能な大陸間弾道ミサイルICBM)の発射に成功した」と発言。「核戦力完備の最終段階に入った」と胸を張った。

 安全保障理事会が採択したこれまでの対北朝鮮の制裁決議については「不正義で不公平」「不法でダブルスタンダード」だと反発。米国が国連加盟国に制裁決議の履行を訴えていることについて「朝鮮半島問題とは関係ない国を犠牲にし、利用して自国の利益を追求する米国の卑劣で自己中心的な試みだ」と非難した。

 「長く困難な闘争を通じ、ついに核戦力の完備の最終門から数歩のところまできた」とし、「敵対勢力による厳しい制裁によって北朝鮮が1インチでも揺らぐと考えるのははかない望みだ」と一蹴。制裁による被害を調査する委員会も立ち上げたという。

 北朝鮮は「責任ある核兵器保有国」と自称し、「もし米国とその従属国が我々の本部に“斬首”作戦や我が国への軍事行動の兆しを見せたら、無慈悲な先取行動による予防措置をとる」と警告した。

 李氏は演説の最後に、ともにトランプ氏に敵視されているキューバベネズエラに対し、「強い支援と結束」を表明した。

 演説後にはグテレス国連事務総長と会談した。グテレス氏は緊迫する朝鮮半島情勢に懸念を示し、政治的解決の必要性を強調。また李氏に安保理決議を十分に履行するよう求めた。人道支援の必要性にも触れた。

 北朝鮮金正恩委員長は21日、トランプ米大統領が19日の総会演説で北朝鮮が攻撃に出た場合は「完全に破壊する」と述べたことに対し、「史上最高の超強硬措置の断行を慎重に考慮する」との声明を発表。李氏は21日に「太平洋上で水爆実験をすることになるのではないか」と語り、米朝間の緊張が高まっている。

2017/9/24 6:04    日経新聞