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江戸時代の空、巨大オーロラ…日記から推定

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「星解」に描かれた、オーロラとみられる絵=三重県松阪市提供

 江戸時代の日記などに書かれたオーロラの記録から、約250年前に史上最大規模の磁気嵐が発生していたことが分かったと、国立極地研究所(極地研)などの研究チームが発表した。

 論文が米国の学術誌「スペースウェザー」に掲載された。

 磁気嵐は、太陽で起きた爆発(太陽フレア)によって、電気を帯びた粒子が地球に到達して引き起こされる。磁気嵐の規模が大きければ、普段は見られない低緯度の地域でもオーロラが見えることがある。

 天体現象について記録した江戸時代の書物「星解せいかい」には、明和7年(1770年)9月17日夜から18日未明に京都で観測されたオーロラとみられる赤い筋が描かれているが、大きさなどの詳しい状況は不明だった。

 チームは、京都市伏見区の東丸あずままろ神社に保管されている東羽倉ひがしはくら家の日記に、同じ日の夜空の様子が詳しく書かれているのを発見した。オーロラとみられる光が「天の川を貫いた」などの記述を基に、空のほぼ真上まで広がる巨大なオーロラが発生したと仮定し、当時の地磁気などを考慮して京都での見え方を計算。その結果、「星解」に描かれた絵とほぼ同じ形になった。
2017年09月21日 15時07分    Copyright © The Yomiuri Shimbun