国連総会の昼食会でトランプ米大統領(右)の名前が紹介され、拍手する安倍首相(AP)
【ニューヨーク=仲川高志】安倍首相は19日(日本時間20日)、米ニューヨークの国連本部で開かれたグテレス事務総長主催の昼食会に出席した。
首相の隣席となったトランプ米大統領は、「北朝鮮と対峙たいじする上で力が必要だ。シンゾウは強い」と述べ、挑発行動の抑止に向けた協力を求めた。
首相同行筋によると、首相の隣席はトランプ氏本人が希望した。北朝鮮情勢や拉致問題のほか、11月上旬に予定されるトランプ氏の訪日などについて意見交換したという。
国連総会での演説を終えて出席したトランプ氏は、首相に対し、「北朝鮮が発する言葉は尋常ではない。尋常ではない相手に、演説で厳しい言葉を述べた」と説明。首相は「『全てのオプションがあり得る』との強いメッセージが、(国連安全保障理事会での北朝鮮への追加制裁決議で)中国、ロシアを協力的にした」と返したという。
2017年09月21日 09時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun