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逮捕の少年、集団自決の壕で「肝試ししようと」

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チビチリガマでは遺族会による清掃活動が行われた(16日午前、沖縄県読谷村で)=栗山紘尚撮影

 太平洋戦争末期の沖縄戦で住民83人が「集団自決」した沖縄県読谷よみたん村の壕ごう「チビチリガマ」が荒らされた事件で、県警嘉手納署に器物損壊容疑で逮捕された少年らが「心霊スポットに行き、肝試しをしようと思った」と供述していることが分かった。

 同署が遺品などを損壊した動機を調べている。

 逮捕されたのは、沖縄本島中部の無職や型枠解体工の少年4人(16~19歳)。4人とも容疑を認めている。少年らは「10日午前にバイクで現場に行き、棒を使って荒らした」などと供述。現場にはほかにも少年数人がおり、「やるな、やるな」と止める者もいたという。

 4人は共謀し、5日正午から12日午前11時までの間に、村指定文化財チビチリガマで看板2枚や額1枚、千羽鶴4束を損壊した疑いが持たれている。
2017年09月16日 12時31分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

少年ら「肝試しだった」 チビチリガマ荒らした疑い

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チビチリガマの入り口に供えられていた千羽鶴は、引きちぎられて地面に散乱していた=12日午後4時48分、沖縄県読谷村、上遠野郷撮影

 沖縄戦の際に住民83人が「集団自決」に追い込まれた沖縄県読谷(よみたん)村の洞窟「チビチリガマ」が荒らされた事件で、沖縄県警は16日、県内の16~19歳の少年4人を器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。4人は「やったことは間違いありません」と容疑を認めており、動機は「肝試しだった」などと話しているという。
 嘉手納署によると、逮捕されたのは、いずれも読谷村がある沖縄本島中部在住の無職や型枠解体工。5日正午ごろ~12日午前11時ごろにチビチリガマで、看板2枚や額1枚、千羽鶴4束を壊した疑いがある。

 署の説明では、4人は同じ地域に住む友人同士。一部は「心霊スポットに行こうと思った」「肝試しだった」と供述。4人は10日午前に、別の数人も含めたグループでチビチリガマに行き、棒などで看板などを壊したと話しているという。この4人以外には「やめろ」とその場で止めようとした者もいたという。

 事件が報じられた後、市民から警察官を通じて少年たちに関する情報提供があって少年らが浮かんだ。

 村史によると、チビチリガマには沖縄戦の際、住民約140人が避難したが、このうち83人が「集団自決」した。現在は村が文化財に指定し、平和学習の場として活用されている。

 遺族会会長の与那覇徳雄さん(63)は「早期に逮捕されたことは良かったが、少年たちと知ってびっくりしている。なぜ地元の人たちが眠るガマを荒らしたのか。歴史を知らなかったのか。捜査の進展を見守りたい」と話した。(小山謙太郎、山下龍一)

2017年9月16日11時32分    朝日新聞デジタル