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韓国、THAAD4基追加配備…中露態度硬化か

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6日、ロシアのウラジオストクで会談に臨むプーチン大統領(右)と韓国の文在寅大統領=AP

 【ウラジオストク(ロシア極東)=中島健太郎、ソウル=水野祥】韓国国防省は6日、ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」の発射台4基が7日に、在韓米軍に追加配備されると発表した。

 北朝鮮の6回目の核実験を受け、日本、米国、韓国が中国、ロシアを巻き込んで追加制裁に持ち込もうとする動きを加速させている中、THAAD配備に反対してきた中露が態度をさらに硬化させ、対北朝鮮の連携にも影響する可能性が出てきた。

 韓国国防省は南部・慶尚北道キョンサンプクト・星州ソンジュでの追加配備について「高度化する北朝鮮の核・ミサイルの脅威に備えるため」と強調した。

 THAADは発射台6基がそろって配備完了となる。大統領選で配備に慎重姿勢を示してきた文在寅ムンジェイン大統領が就任する前の4月下旬に発射台2基とレーダーが搬入され、5月上旬から部分運用が始まっていた。米国が求めていた本格運用がようやく始まることになる。
2017年09月06日 23時14分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 ロシア大統領、対北朝鮮「制裁で解決不可能」 

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6日、ウラジオストクでの会談を前に握手するロシアのプーチン大統領(右)と韓国の文在寅大統領=聯合・共同

 【ウラジオストク=田中孝幸】ロシアのプーチン大統領は6日、極東ウラジオストクで韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。その後の共同記者会見で、北朝鮮の核・ミサイル開発に関し「問題を(北朝鮮への)制裁と圧力だけで解決するのは不可能だ」と明言。「感情にまかせて北朝鮮を追い詰めてはいけない」とも述べ、日本や米国、韓国が国連安全保障理事会で目指す石油禁輸などの厳しい追加制裁に慎重な姿勢を示した。
 北朝鮮に対する軍事行動も選択肢として排除しない米トランプ政権に対しては「(対立の)激化につながる行動は控えるべきだ」と強くけん制した。米韓軍事演習の縮小・停止と北朝鮮の核・ミサイル開発の停止を柱とする中ロの収拾案を軸に、外交による解決を急ぐよう求めた。

 一方、北朝鮮の最近の核実験やミサイル発射は「深刻な国連決議違反」と非難。同国の核保有を認めない従来の立場を繰り返した。文氏は朝鮮半島の非核化を目指すロシアの姿勢を評価。核問題の解決に向けて同国との連携を強める意向を示した。

 韓国側の発表によると、会談でプーチン氏は「いくら圧力をかけても北朝鮮は安全保障を守るために核を放棄しないだろう」と指摘。文氏は「過去に中国が原油の供給を中断した際には、北朝鮮が当初応じなかった(核問題を巡る)6カ国協議に参加した」と述べ、石油禁輸による制裁に理解を求めた。

 北朝鮮が3日に実施した6回目の核実験を受け、米国はすでに石油輸出の制限を盛り込んだ制裁決議案をロシアなど国連安保理の一部メンバーに提示した。常任理事国として拒否権を持つプーチン氏の今回の発言には関係国に一層の外交努力を促し、米国による軍事行動の可能性を封じる狙いがあるとみられる。

 プーチン氏は7日にはウラジオストク安倍晋三首相と会談する予定。北方領土問題と並ぶ主要議題となる北朝鮮問題を巡り、制裁決議案の採択に向けた歩み寄りがあるか注目される。

 一方、小野寺五典防衛相は6日、3日の北朝鮮による核実験を受け、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相と電話で協議した。小野寺氏は「北朝鮮の非核化に向けた具体的な行動を引き出すためには圧力を強化していくことが重要だ」と伝えた。宋氏も「国際社会と一致して強い対応をとる」と応じた。米国を含めた日米韓3カ国で緊密に連携することも確認した。

2017/9/6 19:45    日経新聞