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核廃絶求め活動、被爆者の土山秀夫さんが死去

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土山秀夫さん

 被爆地・長崎で核兵器廃絶を求める活動の理論的支柱だった元長崎大学長で被爆者の土山つちやま秀夫さんが2日午前5時16分、多臓器不全のため亡くなった。

 92歳だった。告別式は近親者で行い、後日、しのぶ会を開く。喪主は長男・眞一さん。

 長崎の医学生だった20歳の時、母親の療養先の佐賀で原爆投下を知り、長崎に戻って被爆。爆心地近くで同居していた兄夫婦と、幼いおいとめいを亡くしながら被爆者の救護に奔走した。戦後は病理学の研究者となり、長崎大医学部長を経て1988~92年に同大学長を務め、退任後から本格的に平和活動に身を投じた。

 90~2015年には、長崎市長が平和祈念式典で読み上げる平和宣言文の起草委員として議論を主導した。米国のケネディ前駐日大使ら海外要人の長崎訪問時には、被爆者代表として面会。オバマ米大統領の訪問を求める署名活動も行った。
2017年09月02日 20時35分    Copyright © The Yomiuri Shimbun