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民進新代表に前原氏 野党再編含みの船出

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民進党大会で気勢を上げる前原新代表(中央)ら(1日午後、東京都港区)

 民進党は1日午後の臨時党大会で、蓮舫氏の後任となる新代表に前原誠司元外相を選出した。次期衆院選にらみ、まずは党再建で安倍政権に代わる「非自民」の受け皿づくりをめざすが、選挙戦で党内の溝が鮮明になった共産党との選挙協力のあり方などは今後の火種になりかねない。小池東京都知事らとの連携を否定しない前原氏の代表就任で、野党再編の臆測はくすぶり続けそうだ。
 投開票の結果、前原氏が全体の約6割を占める502ポイントを獲得。枝野幸男前幹事長は332ポイントだった。前原氏は新代表に選出されたのを受け「今日が新たな政治の変わり目だったと言われるように頑張ろう」と呼びかけ「決意と覚悟をもってこの難しい局面を国民のために切り開こうと心から誓う」と述べた。

 代表選を通じ、前原、枝野両氏がアベノミクスの対立軸として掲げた方向性に大きな違いはなかった。前原氏は増税を前提とした社会保障の充実を提起し「All for All(みんながみんなのために)」を強調。枝野氏も「お互いさまに支え合う社会」へ分配の強化を訴えた。社会保障など将来への不安をなくし、個人消費の喚起につなげて経済成長を促すサイクルの構築だ。

 しかし具体論に入ると、違いが浮き彫りになった。前原氏は消費税を含めた増税が必要との立場で、エネルギー政策では党が掲げる「2030年代原発ゼロ」の目標を堅持する方針。一方、枝野氏は「現状で消費税を上げられる状況ではない」と述べ、原発ゼロの目標を巡っては前倒しする考えを示した。

 野党連携、とりわけ共産党との選挙協力に対する考え方の隔たりは大きい。「是非を含め見直す」(前原氏)、「公党間の合意を一方的に変えることはできない」(枝野氏)――。保守層の支持を集める前原氏と、リベラル層が支持する枝野氏の対立は、そのまま党内の亀裂を映し出す。

 もともと前原氏は共産党を除く野党再編に前向きだ。代表選に立候補する前には「民進党の旗にこだわらない」と話した。小池知事の都政運営を評価し、側近の若狭勝衆院議員の新党構想についても「理念や政策が一致する全ての勢力と協力する」と連携に含みをもたせる。共産党との協力に反発して民進党を離れた長島昭久細野豪志両氏らとの関係も保つ。

 党内には「選挙互助会から脱却し、理念や政策で共鳴できる勢力を結集するのが前原氏の役割だ」(中堅)との期待感がある。党内の保守系とリベラル系が分裂し、保守的な考えをもつとされる小池知事に接近すべきだとの意見だ。

 前原氏は「同じ失敗は繰り返さない」と言う。代表だった2006年には偽メール事件の対応を誤り、わずか半年あまりで辞任に追い込まれてから約11年ぶりとなる再登板。自らの政治生命のみならず、党の存亡もかけた船出になる。

2017/9/1 15:11    日経新聞

 

 

 民進新代表に前原氏 枝野氏を退ける

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民進党の新代表に決まった前原誠司氏(中央)と、蓮舫氏(左)と枝野幸男氏=1日午後2時25分、東京都港区、池田良撮影

 民進党は1日午後、東京都内のホテルで開いた臨時党大会で党代表選の投開票を行った。前原誠司元外相(55)と枝野幸男官房長官(53)との一騎打ちで、終始優位に戦いを進めた前原氏が新代表に選ばれた。858ポイントのうち、前原氏が502ポイント、枝野氏が332ポイントを取った。前原氏は午後に記者会見する。
 党大会では、前原、枝野両氏が最後の演説を行った。その後、郵便投票で先月30日に締め切られた党員・サポーター票(22万8753人)と地方議員票(1543人)について、合わせて前原氏が252ポイントを獲得し、枝野氏の188ポイントを上回った。国会議員、公認候補予定者の投票は合わせて前原氏が250ポイント、枝野氏が144ポイントだった。

 前原氏は最後の演説で、「冷たい自己責任社会をつくったのは自民党だ。私どもには新たな選択肢を示す歴史的な責任がある」と強調。「他の勢力との連携を排除しない。新しい社会をつくる使命を果たす先頭に立たせてほしい」と訴えた。

 枝野氏は演説で、「権力の暴走を何とか止めて欲しいという国民のため、1議席でも多く獲得し、政治の流れを変えないといけない」と指摘。「みんなの力を結集させ、政治の流れを変える。私はその先頭に立って戦う」と訴えた。

 代表選は先月21日に告示され、両氏は1週間余りにわたって論戦を展開。共産党などとの野党共闘のあり方をめぐり、前原氏が見直しを表明し、幹事長時代に共闘路線を敷いた枝野氏が維持を主張した。野党再編には、前原氏が前向きな姿勢を示し、枝野氏が否定的な見解を繰り返した。

 政策面では、そろって社会保障の充実を主に主張。ただ、2019年10月の消費税率10%への引き上げについて、前原氏が容認したのに対し、枝野氏は反対を明言した。安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正では、前原氏が党の憲法論議に積極姿勢を示したほか、原発ゼロ政策をめぐり、枝野氏が年内に工程表を明示する考えを強調した。

2017年9月1日14時24分    朝日新聞デジタル

 

 

民進党、新代表に前原氏を選出…枝野氏を破る

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前原新代表

 蓮舫代表の辞任に伴う民進党代表選は1日午後、東京都内で開いた臨時党大会で投開票され、前原誠司・元外相(55)が枝野幸男・元官房長官(53)を制し、新代表に選出された。

 任期は2019年9月末までの約2年間。前原氏は低迷する党勢を回復させ、政権交代につながる道筋をつけられるかが問われることになる。

 国会議員と国政選公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターによる投票を851ポイントに換算して争った。投票結果は前原氏が計502ポイントで、枝野氏は計332ポイントだった。内訳は国会議員が前原氏166ポイント、枝野氏102ポイント、国政選公認候補予定者が前原氏84ポイント、枝野氏42ポイント、地方議員が前原氏115ポイント、枝野氏94ポイント、党員・サポーターが前原氏137ポイント、枝野氏94ポイント。
2017年09月01日 14時29分    Copyright © The Yomiuri Shimbun