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石室通路も飛鳥最大級か=明日香村の小山田古墳-奈良

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上空から撮影した小山田古墳の発掘現場。上にある建物は明日香養護学校橿原考古学研究所提供)

 飛鳥時代最大級の方墳、小山田古墳(奈良県明日香村)を調査している県立橿原考古学研究所(橿考研)は24日、古墳の横穴式石室の通路である「羨道(せんどう)」の長さが少なくとも8.7メートルあることが分かったと発表した。同時期で最大級の石舞台古墳(同村)の羨道に匹敵する可能性があるという。
 発掘調査は7~8月、同村の県立明日香養護学校の校舎を挟み、南北2カ所で実施。北側は約10メートル四方、南側は東西約8メートル、南北約10メートルの範囲にわたって行われた。

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小山田古墳の発掘現場の図解。白で囲われている所が石を抜き取った穴(橿原考古学研究所提供)

 校舎南側の調査では、石を抜き取った穴を八つ確認。穴は大きいもので、長さと幅がそれぞれ2・5メートルほどあり、北に向かって2列に並び、羨道を構成していた。これらの穴のうち、前回の調査で一部が発見されていた一番南側の穴二つが、羨道の入り口部分(羨門)に当たると確認された。調査結果を総合すると、羨道は幅約2.6メートルで、長さは少なくとも8.7メートルあるといい、さらに北に向かって延びているとみられる。
 小山田古墳はこれまでの調査で、一辺が約70メートルと推測されており、出土品などから630~640年ごろに造られたと考えられている。橿考研は、中大兄皇子天智天皇)の父、舒明天皇が最初に葬られた墓の可能性があるとしている。一方で、当時権勢を振るった大豪族の蘇我蝦夷の墓とする説もある。

時事通信 (2017/08/24-19:00)