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米、アフガン増派へ方針転換…3900人規模か

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写真はバージニア州で撮影(2017年 ロイター/Joshua Roberts)

 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は21日、米南部バージニア州で演説を行い、アフガニスタンの米軍駐留を継続し、対テロ戦争勝利を目指す考えを表明した。

 トランプ氏は増派の規模に言及しなかったが、米メディアによると、トランプ政権は米議会に対し、現在の約8400人に約3900人を増派する考えを伝えた。

 トランプ氏は昨年の大統領選で「イラクやアフガンで戦費がかさんでいる」としてオバマ政権(当時)の対応を批判、米軍の撤退を主張していた。現地で旧支配勢力タリバンイスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大する中、米軍の増派を容認せざるを得なくなったとみられる。

 アフガン駐留米軍は2011年にピークの約10万人規模となった後、縮小が続いており、米国にとって方針転換となる。
2017年08月22日 13時35分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

アフガン早期撤収否定 米大統領、駐留規模明示せず

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演説するトランプ大統領(21日、バージニア州)=ロイター

 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は21日夜、米南部バージニア州フォートマイヤーの陸軍基地で国民向けのテレビ演説に臨み、新しいアフガニスタン戦略を公表した。駐留米軍の拙速な撤収はせず、アフガンへの関与を継続する。ただ、今後の具体的な駐留規模や作戦内容は明かさなかった。パキスタンやインドなど周辺国の関与の強化も求めた。ブッシュ(子)政権下の2001年から続くアフガン戦争の終結をめざす。
 トランプ氏は演説で、当初は「アフガンからの撤収」が頭をよぎったものの「拙速な撤収はテロリストが入り込む空白を生む」と述べ、早期撤収を否定。反政府武装勢力タリバンなど、テロリストを利するとして「駐留軍の数や活動計画については話さない」と明言を避けた。「イラクでの過ちをアフガンでは繰り返せない」とも言及し、イラクからの米軍撤収によって過激派組織「イスラム国」(IS)を生んだ二の舞いにはならないとした。

 一方、周辺国には関与の強化を要請。パキスタンにはテロ掃討作戦を、インドにはアフガンの経済支援などでの協力を強く求めた。

 アフガン戦略を巡っては、マティス米国防長官が増派を主張してきた。一方、先週末に解任されたバノン前首席戦略官・上級顧問は撤退を進言し、政権幹部で意見が割れていた。トランプ氏は18日にマティス氏やティラーソン米国務長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)らと協議し、今回の戦略を決めた。

 オバマ米大統領は10年時点で9万人いた駐留米軍を段階的に減らし、16年末までの撤収を掲げた。現在は8400人が駐留する。しかし、タリバンやISに忠誠を誓う組織の勢力は衰えず、治安回復のメドが立たないため完全撤収を断念。政権を引き継いだトランプ氏は就任直後に戦略の包括的な見直しを指示した。今の駐留米軍は主にアフガン政府軍の訓練にあたっている。

2017/8/22 12:29    日経新聞