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民進代表選告示、前原・枝野両氏が立候補 野党共闘が争点

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民進党代表選に立候補した枝野氏(写真左)と前原氏(21日午前)

 民進党蓮舫代表の辞任表明に伴う代表選が21日告示され、前原誠司元外相(55)と枝野幸男前幹事長(53)の2氏が立候補を届け出た。9月1日の臨時党大会で投開票し、新代表を選ぶ。次期衆院選に向けて低迷する党の立て直しを担う代表を決める選挙になる。共産党を含む野党共闘や消費増税を巡って両氏に温度差があり、論戦の争点になりそうだ。
 2氏の陣営は出馬に必要な党所属国会議員20人以上の推薦人名簿をそろえ、立候補を届け出た。

 前原氏は届け出後、記者団に「民進党自民党に代わる新たな社会像を示し、政権交代の選択肢としてしっかり認知される代表選にしていきたい」と強調した。自身が率いるグループのほか、大畠章宏元幹事長のグループ、旧維新の党代表の松野頼久氏のグループなどから支援を受ける。党内主要8グループのうち5グループが支持する。

 枝野氏は届け出前に記者団に「民進党が本当に地に足つけた国民政党に脱皮できるのか、そこに向けて何をしていくべきかが一番問われている」と語った。赤松広隆衆院副議長が率いる旧社会党系のグループの支援を受け、菅直人元首相や岡田克也前代表も支持する。

 両氏はそれぞれ出陣式を開き、21日午後に党本部で共同記者会見する。22日から28日まで全国8都市で討論会や街頭演説を開き、支持を訴える。

 代表選では共産党を含めた野党共闘が争点になりそうだ。前原氏は「政策・理念が一致しない政党と協力することは野合でしかない」と主張し、共産党との選挙協力を見直す方針。枝野氏は岡田代表時代に幹事長として共闘路線に道筋をつけており、現執行部の姿勢を継承する考えだ。

 2019年10月に予定される消費増税を巡っても違いが鮮明だ。前原氏は個人的な意見としつつ「上げるべきだ」と主張。枝野氏は今の経済状況では「上げるべきではない」と訴えている。

 立候補に意欲を示していた井出庸生政調副会長は、20人の推薦人が集まらず、出馬を断念した。

 代表選は国会議員のほか、国政選挙の公認内定者、地方議員、党員・サポーターが投票し、ポイント制で争う。地方議員と党員・サポーターの「地方票」が過半数を占め、勝敗のカギを握る。地方票は郵便投票で30日に締め切る。国会議員と公認内定者は9月1日の臨時党大会で投票する。

 前原 誠司氏(まえはら・せいじ)京大卒。旧民主党代表、国土交通相、外相。衆院京都2区、当選8回。55歳。

 枝野 幸男氏(えだの・ゆきお)東北大卒。弁護士。官房長官民進党幹事長。衆院埼玉5区、当選8回。53歳。

2017/8/21 11:18    日経新聞