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記憶も記録も、ないない尽くし 首相側近、閉会中審査で

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衆院予算委の閉会中審査に参考人として出席した(右から)前川喜平・前文部科学事務次官内閣府の藤原豊・前審議官、加戸守行・前愛媛県知事、国家戦略特区ワーキンググループの八田達夫座長、和泉洋人首相補佐官=24日午前8時53分、岩下毅撮影

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題について、安倍晋三首相や側近が24日、衆院予算委員会で答弁した。学部新設への首相官邸の関与が焦点になる中、キーパーソンは「記憶がない」などと繰り返し主張。裏付けについても「記録がない」といった答弁に終始し、あいまいさは否めない。
 獣医学部の新設について、和泉洋人首相補佐官から「総理は言えないから私が言う」と言われたと証言した前川喜平・前文部科学事務次官。この日も「私の記録と記憶に基づいて」と前置きし、和泉氏と面会した日時、当時のやりとりを詳しく語った。

 一方、和泉氏は前川氏と会ったことは認めたが、「記録がないため、どういった意図であったかは確認できない」と答弁。前川氏が証言した発言については、「こんな極端な話をすれば、私も記憶に残っています。そういった記憶はまったく持っておりません。したがって言っておりません」と否定した。

 さらに、野党議員から「言わなかったのか、言った記憶がないのか」と確認を求められた和泉氏は、「記憶に残っていないので、私の記憶に従って答えるしかないわけだが、言わなかったと思う」と答えた。

 また、野党から、国家戦略特区での獣医学部新設を表明する前の2015年4月、愛媛県今治市の職員と面会していたのではないかと指摘された柳瀬唯夫・前首相秘書官(現・経済産業審議官)も「お会いした記憶がない」などを繰り返した。野党議員から「会ったか、会っていないかが定かではないのか」と聞かれると、「覚えていないので、これ以上のことは申し上げようがございません」と述べた。

 学部新設の協議のため、今治市の職員らが首相官邸を訪れたことは同市の行政文書に記録されている。官邸の入館記録についてたずねられた安倍首相は「記録が保存されておらず確認できなかった」と答えた。

2017年7月24日18時15分    朝日新聞デジタル