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サンマ漁獲制限、合意できず 中国など反対

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 日本、中国などが参加する北太平洋漁業委員会(NPFC)は15日閉幕した年次会合で、サンマの乱獲防止に向けて日本が提案した国別漁獲枠の創設で合意できなかった。中国などの支持を得られなかった。来年以降に再協議するが、国際管理の枠組みづくりが前進するかは見通せない。

 13日に始まった会合には日中のほか台湾、韓国、ロシア、米国など8カ国・地域が参加。日本は全体の漁獲上限を56万トンにするよう提案した。北太平洋におけるサンマの推定資源量が2004年より6割も落ち込んだ背景に、中国などの漁獲急増があるとみているためだ。

 日本政府筋によると、中国は国別の漁獲枠の創設自体を拒否。台湾が日本案に同調したものの、韓国やロシアなども難色を示し合意に必要な4分の3の賛同を得られなかった。日本の提案では日本の漁獲枠が大きく増えているのに対し、水揚げを増やしている中国は小幅な増加にとどまっていた。

 日本は来年7月に日本で開催される年次会合で再び漁獲枠の創設を議論する方針だが、支持が広がるかは不透明だ。

 一方、今回の会合では各国が操業を許可するサンマ漁船の増加に歯止めをかける措置では合意した。水産庁資源管理部長の神谷崇氏は記者会見で「(中国の理解を得るのは)簡単でない。いろいろなパッケージで中国を攻めないといけない」と語った。

 14年の北太平洋のサンマ漁は62万トンと、漁獲国が日本とロシアのみだった1980年の2.7倍に増えた。日本は01年までサンマ漁の世界シェアのおよそ7割を占めていたが、15年には32%まで落ち込んだ。

2017/7/15 23:17    日経新聞

 

 

サンマ漁上限枠、合意できず 中韓ロが賛同せず

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岩手・大船渡港で水揚げされたサンマ。近年、日本の沿岸では不漁が続いている=2016年10月

 日本など8カ国・地域が参加する北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合が13~15日に札幌市で開かれ、日本が提案したサンマ漁の国・地域別の上限枠設定について話し合ったが、合意に至らなかった。ただ、1年間は中国や台湾などがサンマ漁の許可船を増やすことを禁じ、来年7月に日本で開く次回会合で再び資源管理について議論する。

 会合には日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、米国、バヌアツ、台湾が参加した。日本の提案は、NPFCの科学委員会が今年まとめた資源評価や、過去の漁獲量をもとに、全体の上限を56万トンとして、日本は24万トン、台湾19万トン、中国5万トンといった枠を設けるというものだった。中国やロシア、韓国が賛同しなかったという。

 日本の沿岸ではサンマの不漁が続いている。NPFCへの報告によると、各国・地域の漁獲量は、2014年が合計62万トンで、日本と台湾が23万トン、中国が8万トンだった。だが、16年は合計35万トンに減り、日本が11万トン、台湾が15万トン、中国が6万トンだった。

 水産庁によると、かつてはサンマ漁の大半を日本が占めたが、00年ごろから台湾が漁獲量を伸ばし、13年に初めて日本を上回った。中国は12年に公海での漁に参入し、漁獲量を急増させた。資源管理の必要性が高まっていたが、調整は難航した。

 日本が03年から実施しているサンマの資源調査では、当初は推定で500万トンを超える年もあったが、16年は178万トンに落ち込んでいる。特に日本に近い海域で減っているという。

 山本有二農林水産相は14日の記者会見で、「合意できれば、想像を絶する異常な漁獲が避けられ、沿岸の皆さんも安心感を持てる」と期待感を示していた。(上地兼太郎、山村哲史)

2017年7月15日21時07分    朝日新聞デジタル

 

 

サンマ漁獲規制、合意見送り…中国など強く反対

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サンマは近年、不漁が続き、値段も上昇傾向にある(2016年9月19日、銚子漁港で)

 北太平洋の漁業問題を話し合う「北太平洋漁業委員会(NPFC)」は15日、閉幕し、日本が提案したサンマの漁獲上限を設ける規制の導入は賛同が得られず、合意を見送った。

 来年の会合で再度議論する。近年漁獲量を増やしている中国などが強く反対したためで、漁業資源の保護を巡る国際協調の難しさが浮き彫りになった。

 委員会は日本の呼びかけで2015年から始まった国際会議で、中国や台湾、ロシア、米国など北太平洋の八つの主要漁業国・地域が参加している。

 13日から札幌市で始まった会議で日本は、サンマの乱獲を防ぐために、8か国・地域全体で年間約56万トンの漁獲枠を設けることや漁船の数を増やさないようにする案を提示した。
2017年07月15日 20時41分    Copyright © The Yomiuri Shimbun