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「きゅうり天王さん」にお供え、疫病退散願う

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キュウリを供えて健康などを祈る参拝者(14日、北上市諏訪神社境内で)

 「きゅうり天王さん」と呼ばれる八坂神社宵宮祭が14日、岩手県北上市諏訪神社境内で行われ、キュウリを供えて疫病退散や健康を祈る市民らが列を作った。

 八坂神社は諏訪神社の境内末社で、祭神は素戔嗚尊すさのおのみこと。牛頭ごず天王と同神で、全国的にも「天王さま」に初なりのキュウリを供える地域はある。

 地元の言い伝えでは、昔は共同井戸が多く、疫病が広まると井戸が使えなくなったため、人々はキュウリで水分を補った。感謝の気持ちを込めて神前に供えるようになったという。

 参拝者は持参したキュウリを供え、手を合わせた。子ども2人を連れて訪れた同市の主婦(32)は「秋田県から移り住んだ当初は知らなかったが、ママ友に聞き、家族の健康を祈るために来るようになった」。91歳の女性は「昨年来なかったら、けがをするわ、帯状疱疹ほうしんになるわで大変だった。今年はお札ももらったので、完治させたい」と話した。

 諏訪神社の田村昌義宮司は「暑さも本番になる頃なので、夏バテに気をつけるきっかけになれば」と話した。キュウリは漬物にされ、神事で供えたり、参拝者に振る舞ったりするという。

2017年07月15日 07時12分    Copyright © The Yomiuri Shimbun