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「ICBMは米独立記念日の贈り物」 金正恩氏が宣言

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 朝鮮中央通信は5日朝、北朝鮮大陸間弾道ミサイルICBM)と主張する「火星14」の試射の様子を詳細に報じた。ミサイルは核弾頭が搭載可能で3段式とみられ、核弾頭爆発装置の大気圏再突入に成功したとした。正恩氏は、「米国が朝鮮敵視政策を根源的に改めない限り、いかなる場合も核とICBMを交渉テーブルに乗せない」と宣言した。
 同通信によれば、火星14は北朝鮮の技術で新たに製作。最下段部と2段目のエンジンの燃焼や分離に成功した。炭素複合材で作った弾頭の温度は大気圏に再突入した際も25~45度に保たれ、核弾頭の爆発装置が正常に作動したとした。

 韓国政府は、北朝鮮には炭素複合材による弾頭製作技術はないと分析。表面温度が約7千度に達するICBMの大気圏再突入技術に懐疑的な見方を取ってきた。韓国の軍事専門家らも「精密な分析が必要」としている。

 正恩氏は「米帝との長い戦いもついに最後の局面に入った。我々の警告を無視、我々の意思を試してきた米国にはっきり示す時が来た」と宣言。「我々の戦略的な選択を見せつけられた米国の野郎どもは非常に不愉快だろう。独立記念日の贈り物が気にくわないだろうが、今後も大小の贈り物たちを頻繁に送り続けてやろう」と語った。

 同通信は同氏が「非常に絶妙なタイミングで、傲慢(ごうまん)な米国の顔を殴りつける決断をした」と称賛した。(ソウル=牧野愛博)

2017年7月5日07時56分    朝日新聞デジタル

 

 

北朝鮮日本海にミサイル…「ICBM」と主張

 北朝鮮は4日午前、同国北西部から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは約40分間、約900キロ・メートル飛行し、日本の排他的経済水域EEZ)の日本海に落下した。

 防衛省は通常よりも高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射し、高度は過去最高の2500キロ・メートル超に達したとみている。北朝鮮朝鮮中央テレビは4日午後、特別重大報道として、「大陸間弾道ミサイルICBM)『火星14』」の試験発射に初めて成功したと報じた。

 北朝鮮の弾道ミサイルがEEZ内に落下するのは5回目で、5月29日以来。弾道ミサイル発射は今年10回目となる。日本政府や韓国軍合同参謀本部などによると、ミサイルは7月4日午前9時39分頃、北朝鮮北西部の平安北道ピョンアンプクト亀城クソン市方●バンヒョン付近から発射され、秋田県男鹿半島沖約300キロ・メートル付近の日本のEEZ内に落下した。航空機や船舶への被害は確認されておらず、全国瞬時警報システム「Jアラート」も使われなかった。(●は山へんに見)

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4日、朝鮮中央テレビが報じた発射準備中の大陸間弾道ミサイル「火星14」とされる映像(AP)。ミサイルは移動式発射台に載せられている。

 稲田防衛相は4日、「北朝鮮はより高度な技術を獲得している可能性があり脅威が増した」と記者団に述べ、5月14日に発射された新型中長距離弾道ミサイル「火星12」と同型か派生型の可能性があるとの見方を示した。米太平洋軍は中距離弾道ミサイルと分析した。

 一方、北朝鮮朝鮮中央テレビは特別重大報道で、ミサイルは「最高高度2802キロ・メートルに達し、39分で933キロ・メートル飛行し、日本海に設定された目標水域を正確に打撃した」と報じた。金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が視察したという。「火星14」発射を1回目で成功させたことを「歴史に特記すべき大慶事」だと評し、「ICBM保有した堂々たる『核強国』として米国の核戦争威嚇を根源的に終息」させると主張している。正恩氏は、1月の新年の辞でICBMの試験発射準備が「最終段階」にあると表明していた。

 安倍首相は4日、首相官邸で記者団に「度重なる国際社会の警告を無視するものだ」と述べ、北朝鮮を厳しく非難。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重抗議するとともに、首相官邸国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を午前と午後、計2回開催して対応を協議した。

 首相は、7~8日にドイツで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議や、それに合わせて行う日米韓首脳会談などを通じて、北朝鮮への圧力強化に向けた連携を呼びかける方針だ。

 【ソウル=宮崎健雄】韓国の文在寅ムンジェイン大統領は4日、国家安全保障会議(NSC)全体会議で、米韓が初期の分析で中長距離弾道ミサイルと推定しているとしながらも、「ICBM級ミサイルである可能性も念頭において精密分析中だ」と述べた。韓国軍合同参謀本部は4日、「火星12」より「射程が向上した」との評価を示した。

2017年07月04日 22時42分     Copyright © The Yomiuri Shimbun