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自民、歴史的惨敗の23議席…小池氏勢力過半数

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インタビューで笑顔を見せる都民ファーストの会代表の小池百合子都知事(2日午後8時42分、東京都新宿区で)=片岡航希撮

 東京都議選(定数127)は2日、投開票が行われた。

 小池百合子知事が代表を務める地域政党都民ファーストの会」が49議席を獲得し、都議会第1党となった。公明党などと合わせ、小池知事を支持する勢力は79議席を確保し、過半数の64議席を大きく超えた。自民党は過去最低の38議席を下回る23議席にとどまり、歴史的惨敗となった。安倍首相にとって大きな打撃で、厳しい政権運営を強いられそうだ。

 今回の都議選は、昨年8月に就任した小池知事に対する事実上の審判として注目を集め、投票率は前回を7・77ポイント上回る51・27%だった。

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議席が伸びず消沈する自民党下村博文会長(中央)ら都連幹部(2日午後10時26分、自民党本部で)=大石健登撮影

 都民ファーストは小池知事の高い人気を背景に、50人の公認候補者のうち、島部の1人を除く49人が当選。同会は、当選した6人の無所属の推薦候補について、公認に切り替えることを決めた。

 今回23人を擁立した公明党も7回連続で全員当選を果たした。都民ファースト、同会と選挙協力を結ぶ公明党と、東京・生活者ネットワーク、同会が推薦する無所属候補を合わせた知事勢力過半数を占めたことで、小池都政は、都民から信任を得た形だ。

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当選のバラをつける公明党山口那津男代表(左から2人目、2日午後10時25分、公明党本部で)

 小池知事は2日夜、NHKの番組で、「都民の皆さんの理解、支持が確実なものになりつつある。感動すると同時に責任の重さを痛感する」と話した。

 一方、自民党は、都議会議長などが相次いで議席を喪失。過去最低だった2009年と1965年の38議席を下回り、さらに改選前議席の半分以下の23議席に終わった。学校法人「加計かけ学園」問題などによる逆風が影響した。都連は「連帯責任」として、下村博文会長や高島直樹幹事長ら5役全員が辞任する。

 37人を擁立した共産党は、改選前を上回る19議席を獲得。離党者が相次いだ民進党は5議席にとどまった。

 今都議選では女性候補も躍進し、過去最多となる36人が当選を決めた。

2017年07月03日 02時16分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

都民ファースト」は本当に圧倒的に支持されたのか?「マシ」だから投票した人に聞く

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当選者に花をつける「都民ファーストの会」代表の小池百合子東京都知事

7月2日に投開票された東京都議選で、大躍進した「都民ファーストの会」。だが、投票した人からは「他に入れたいところがなかったから」という声も聞こえてくる。「圧倒的な支持」は本当にあったのだろうか。【BuzzFeed Japan】

都民ファーストは都議会127議席のうち49議席を獲得し、公明党など小池百合子知事の支持勢力過半数の圧勝をおさめた。

その勝因は、小池人気にあやかったとも、自民党の自爆の結果とも分析されている。投票率は51.27%で、前回の43.50%を大幅に上回った。

Google検索が急増

Googleで検索された言葉、つまり世の中で注目された言葉をチェックできる「Googleトレンド」によると、開票が始まり、圧勝が報じられた直後の午後8時すぎに「都民ファースト」の検索回数が跳ね上がった。党の公式サイトは一時、つながりにくくなった。どんな党なのか知らずに投票し、慌てて調べた人もいるのかもしれない。

都民ファーストのことが嫌いでも...

都民ファーストに「入れざるをえなかった」というのは、生後7カ月の息子がいる会社員の女性(32)だ。

4月に育児休業からの復職を予定していたが、長男はこの春、「保育園落ちた」。昨年、小池知事が発表した待機児童の緊急対策の実現に望みをかける。つまり、小池知事のことは支持している。

その小池知事が立ち上げ、代表をつとめる都民ファースト

住んでいる目黒区では、元民主党の都議だった候補が、都民ファーストに鞍替えして立候補していた。駅前で街頭演説を見かけ「節操がない」「なんだかこの党は好きになれない」とあまりいい印象を持たなかった。だが、背に腹は代えられない。

「小池知事支持の公明党と迷いましたが、都民ファーストの候補が子育て真っ最中の世代だったのが決め手でした。それだけです。完全に消去法の投票でした」

寄せ集め感はあるけれど

いきなり現れた党だけど、掲げている公約は都民の生活に密着していてわかりやすい。

企業幹部で、がんサバイバーでもある練馬区の40代女性も、都民ファーストの候補に投票した。党を支持したからではない。受動喫煙対策の条例案の実現を、公約に掲げていたからだ。

受動喫煙対策はどの党も公約としてあげていますが、都民ファは働く人や子どもに着目した案を出し、誰のための条例かが明快。実現が早いのではないかという期待を込めました」

そのうえで、注文をつける。

「確かに“寄せ集めメンバー感”は否めないものの、これまでのルールをゼロベースで考えようというスタンスには共感します。企業では男性社会のルールに女性と若者が立ち向かっていくという動きが起こりつつありますが、都議会でも自民党が作ってきたルールに対して同じ流れが生まれてほしい」

自民党にお仕置き

2013年の前回都議選で自民党に投票した渋谷区の会社員女性(26)は、投票先を替え、都民ファーストに1票を投じた。安倍内閣への不信感が決め手だった。加計学園森友学園などを巡って説明責任を果たしていないと指摘し、こう苦言を呈した。

「国政と都政は別ですが、都議選の結果を受けて内閣には変わってもらいたいと思いました。議席の数を持っていれば、何をしてもいいというのは間違っている。反省が足りないです」

都政についても、見方は厳しくなった。

「都議会で“忖度政治“が本当にあったのかは不明ですが、自民党が最大会派であった以上、人数が多いのだから多少、忖度があったとしても不思議ではないでしょう」

「今回は都民ファーストに入れますが、トップは小池知事であり、候補には新人が多い。メディアに語っているように、議会でチェック機能を果たしてほしいですね。それこそ忖度しないように」

もう、自民党の政治にはうんざりしている。都民ファーストが同じ轍を踏めば、不満の行き先がなくなってしまう。

リベラル派の唯一の選択肢

港区の会社員男性(27)は、思想は「リベラル寄り」だと自認する。

これまで国政選挙や地方選挙では民主党などに投票してきた。自民党に投じたことは一度もない。

今回、民進党を離党した無所属議員や共産党の候補者は「投票しても1票が無駄になってしまうような気がして」選択肢にはなかった。

小池氏が自民党員であることや、保守的であることは知っている。それでも都民ファーストに入れたのは、小池氏が自民党に離党届を提出したことが「袂を分かった」ように見えたからだ。

「本当は革新的であってほしいところだけど、まず現状打破するには仕方ない。自民党を揺るがす存在になってもらいたい」

当選した49人のうち新人が大半の未知なる党は、1票の「願い」に応えることができるのか。

Akiko Kobayashi

7/3(月) 7:10    BuzzFeed Japan