今日のニュース

気になったニュース

「イスラム国」象徴制圧…「虚構国家終わった」

f:id:obaco:20170630024315j:image

28日、モスルの旧市街で「イスラム国」と交戦するイラク連邦警察(AFP時事)

 【アルビル(イラク北部)=倉茂由美子】イラク軍などによる、イスラム過激派組織「イスラム国」の拠点北部モスルの奪還作戦で、軍は29日、「イスラム国」が支配の象徴としてきた旧市街のイスラム教礼拝所「ヌーリ・モスク」を制圧したと発表した。

 これを受け、アバーディ首相は、「虚構国家は終わった」との声明を発表し、事実上の勝利宣言をした。

 アバーディ氏は声明で「我々は、最後の一人を殺すか拘束するまで、戦い続ける」とし、モスルの完全奪還に向け、軍事作戦を継続する姿勢を強調した。

f:id:obaco:20170630024520j:image

 29日は、「イスラム国」が2014年にモスルを制圧し、「建国宣言」をしてから丸3年にあたる。「ヌーリ・モスク」は、指導者のアブバクル・バグダーディ容疑者が、自らをカリフ(預言者ムハンマドの後継者)と名乗った場所で、今月21日に「イスラム国」が爆破したとされていた。
2017年06月30日 01時13分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

イラク首相「イスラム国終わった」 モスルの礼拝所奪還

f:id:obaco:20170630030458j:image

イラク北部モスル旧市街のヌーリ・モスク周辺を歩くイラク対テロ部隊(29日)=BROTHERSIRQ提供・ロイター

 【パリ=飛田雅則】イラク軍は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配してきたイラク北部モスルにある礼拝所「ヌーリ・モスク」を奪還したと発表した。これを受けてイラクのアバディ首相は「ISという偽りの国家は終わった」との声明を出し、モスル全域の完全制圧へ自信を示した。イラク最大のIS拠点だったモスルの奪還作戦は最終局面を迎えた。
 ISはイラク第2の都市であるモスルを2014年6月に制圧、最高指導者バグダディ容疑者が「国家の樹立」を宣言した象徴的な場所だ。アバディ氏は昨年10月に奪還作戦の開始を宣言。一般住民を「人間の盾」にするなどISが激しい抵抗を続けるなか、米軍の支援も受けて包囲網を狭めてきた。アバディ氏は声明で「IS戦闘員を全て殺害するか、拘束するまで戦いを続ける」と述べた。

 29日はISが「国家樹立」を宣言してから3年にあたる。イラク軍が同日奪還を発表したヌーリ・モスクはモスルの旧市街にあり、追い詰められたISは先週、自らモスクを爆破していた。

 イラク軍は今月18日に旧市街への突入作戦を開始。ISをモスル西部の旧市街に封じ込めていた。旧市街には5万人ほどの一般住民が残っている。

2017/6/30 0:50    日経新聞