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「私はダリの娘」 遺体掘り起こして鑑定、裁判所が命令

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1958年11月、パリで撮影されたサルバドール・ダリ=AFP時事

 スペインの首都マドリードの裁判所は26日、同国北東部カタルーニャ地方に埋葬されているシュールレアリスム(超現実主義)の巨匠、画家サルバドール・ダリ(1904~89)の遺体を掘り起こすよう命じたと発表した。ダリの娘だと主張する女性(61)の訴えを、DNA鑑定で検証するためだという。

 AFP通信などが報じた。訴えているのは霊媒師とされるピラル・アベルさんで、母親がダリと関係を持ち、自分が生まれたと主張している。裁判所は「生物学的な親子関係の特定のためには、(遺体を掘り起こしての)DNA鑑定のほかに方法がない」と判断した。

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26日、スペイン北東部フィゲラスのダリ美術館前で取材に応じるピラル・アベルさん=EPA時事

 親子関係が確定すれば、遺産相続の権利が発生する可能性があるという。ダリ財団は、掘り起こさないよう上訴する考えを示している。

 ダリは、文字盤がぐにゃりと垂れ下がる時計を描いた「記憶の固執」などの作品で知られる。生まれ故郷カタルーニャ地方のフィゲラスで死去し、地元の「ダリ劇場美術館」内に埋葬されている。(パリ=青田秀樹)

 2017年6月27日11時29分    朝日新聞デジタル