今日のニュース

気になったニュース

元寇防塁跡?九大キャンパスに新たな石積み遺構

f:id:obaco:20170628084824j:image

九州大箱崎キャンパスで新たに発見された石積み遺構

 九州大は26日、福岡市東区箱崎キャンパスで見つかっていた元寇げんこう防塁の跡とみられる石積み遺構の延長線上に、新たな石積みを確認したと発表した。

 同キャンパス内の石積み遺構は、昨年の中央図書館南側での発掘調査で初めて確認され、南北方向に約17メートル延びていた。今回、その遺構から南に約60メートルの地点で約5メートルにわたる遺構が見つかった。

 同大によると、これらの遺構は文永の役(1274年)の後、再度の蒙古襲来に備え、博多湾沿岸に築かれた防塁の一部である可能性が高いという。さらに、遺構の延長上には石積みがあったとみられる石片があったことから、キャンパス内の遺構は南北120メートル以上あったと推測している。

 また、石積み遺構の陸側には、防塁を構築する際などに土を掘り返した跡とみられる溝状遺構も見つかった。市内では、防塁があった10地区が国の史跡に指定されているが、溝状遺構が見つかったのは今回が初めて。

 同大埋蔵文化財調査室長の宮本一夫教授(考古学)は「防塁の構築から管理、放棄までの一連の過程を復元できる成果を得た」と話している。

2017年06月28日 08時23分    Copyright © The Yomiuri Shimbun