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サニブラウン、200制し2冠達成…飯塚は3位

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男子200メートル決勝、20秒32で優勝したサニブラウン(右、ヤンマースタジアム長居)=共同

 陸上・第101回日本選手権兼世界選手権ロンドン大会代表選考会最終日(25日・大阪ヤンマースタジアム長居読売新聞社など後援)――男子200メートル決勝は、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒32で、100メートルに続いて優勝した。

 この大会で男子100、200メートルの2冠を達成したのは、2003年の末続慎吾以来、14年ぶり。リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルで昨年の覇者飯塚翔太(ミズノ)は20秒55で3位だった。

 女子200メートルは、100メートルを制した市川華菜(ミズノ)が23秒63で優勝。7連覇を目指した福島千里(札幌陸協)は24秒01で5位に沈んだ。

 男子5000メートルは松枝博輝(富士通)が13分48秒90で制した。

2017年06月25日 18時04分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

サニブラウン2冠 連戦の疲れに負けぬ「最善の走り」
「勝負はこの先」世界選手権にら

 100メートルを制して気持ちが充実しているサニブラウンでも、10秒0台を連発したことによるダメージは大きかった。「正直、満身創痍(そうい)。足に疲労がたまって」。それなのに、2003年の末続慎吾以来の2冠を果たした。今大会5レース目となっても200メートルしか出場していない実力者たちをなぎ倒してしまうのだから、18歳が秘める能力は底知れない。
 勝因は体の状態を冷静に把握してレース展開を描けたことだろう。「ラスト、足が回らないことは分かっていた」と、前半勝負に出た。外側の藤光を早々にとらえると、直線に入ってトップに。「あとは我慢」。3位以内に入れば代表になれるという甘い考えもちらついたが、「ちょっと違う」と頭から消し去り、勝ちにこだわった。「自分の体をみて最善の選択ができたのかな」

 100メートルにも力を入れることで、本職の200メートルの前半のスピードが上がってきたという。「そこは成長できたところ」。ただ、世界選手権では予選、準決勝、決勝とラウンドを重ねる。2種目出場となれば、それだけスタミナも必要で、疲労度も日本選手権とは別次元。ここでへばっているようでは世界と伍(ご)することはできない。

 本人もそれは承知の上だ。「この先がまだある。そこで結果を出さないと、ここで勝ったところで何の意味もない。世界選手権のスケジュールをこなせるように練習を積みたい」。一気に名を上げたスプリンターは、まだまだ成長曲線を描いていくのだろう。(渡辺岳史)

2017/6/25 22:07    日経新聞