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猫と警備員との「攻防戦」、描いたトート大評判

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トートバッグの新作を手にする、原画を担った野元さん(左)とデザイン担当の麓さん。奥はモデルの三毛猫の模型(広島県尾道市で)

 広島県尾道市立美術館が製作した、巨大な猫と同館警備員との“攻防戦”を描いたイラスト入りのオリジナル・トートバッグが、猫ブームにのって大評判になっている。

 4月に作った黒猫バージョンの390個は即日完売、1000個以上の追加生産分も早々に売り切れる人気ぶりだった。「どうしても欲しい」という声に押され、第2弾として三毛猫バージョンの新作の販売を始めた。

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 きっかけは、猫にまつわる美術品を展示し、5月まで開催していた同館の特別展「猫まみれ展」。開幕間もない3月22日、近所の黒猫が正面入り口から館内に入ろうとし、警備員が両手を下げて優しく方向転換させる一幕があった。

 職員がそのやりとりを4コマの写真に収め、「猫まみれ展なので入館を許可したいところですが、作品保全のため、丁重にお帰りいただきました」と同館の公式ツイッターで発信したところ、「癒やされる」などと多くの反響を呼んだ。

 4月、この投稿についた「いいね」が10万件を超えたことに感謝し、グッズ販売を企画。同展に出品された歌川国芳の猫の浮世絵をヒントに、学芸員の野元かおりさん(24)が黒猫を巨大化させた原画を描き、職員の麓百合さん(37)がパソコンで画像処理した図柄入りのトートバッグ(キャンバス地、縦38センチ、横41センチ、底の幅13センチ)を製作した。

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 来館者限定で4月18日に390個を販売すると即日完売。追加で約1100個作ったが、大好評のうちに5月上旬に販売を終えた。しかし、販売の要望はやまず、同月中旬から第2弾として三毛猫が登場するトートバッグを売り始めた。

 新作では、同展のPR用として同館の正面入り口に展示していた三毛猫の模型(高さ約2・8メートル)がモデルになっている。

 野元さんは「特別展では、食い入るように作品を鑑賞する人が多く、猫人気の高さに驚いた」と話している。

 新作は税込み1500円。同館内のショップと、尾道観光協会のウェブサイト「おのなびショップ」から購入できる。問い合わせは、同館(0848・23・2281)。(藤岡博之)

2017年06月23日 11時13分    Copyright © The Yomiuri Shimbun