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北朝鮮、学生の健康把握遅れたか 米朝関係悪化が影響も

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北朝鮮で拘束された後の昨年2月29日、平壌で会見する米バージニア大学生、オットー・ワームビア氏=ロイター

 北朝鮮は従来、抑留した米市民を対米国の外交カードに使い、拷問も避けてきた。今回はワームビア氏の健康悪化の把握が遅れたようだ。抑留する機関と外交当局との連携が不十分なことや、米朝関係の悪化も影響した可能性がある。

 朝鮮中央通信は15日、ワームビア氏について「中央裁判所の13日付の判定に従い、人道的見地から送還した」と報じた。韓国の情報機関、国家情報院は15日、健康悪化で、北朝鮮がやむなく釈放したとの見方を示した。

 米韓関係筋によれば、北朝鮮は5月に米側から米市民4人の解放を要求され、崔善姫(チェソンヒ)・外務省米州局長がワームビア氏の健康悪化を確認した。同筋は「北朝鮮外務省は事実を知って慌てていたようだ」と指摘。ワームビア氏の精神状態が不安定だったため、北朝鮮が無理な抑留を図った可能性があるとの見方も示す。

2017年6月22日09時37分    朝日新聞デジタル