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クマに遭遇?恐怖で幻覚? 不明の男性、4日ぶり保護

 秋田県仙北市田沢湖玉川の山林でタケノコ採りをしていて行方不明になっていた美郷町土崎の土木作業員高橋正良さん(59)が19日、4日ぶりに保護された。高橋さんは20日、取材に応じ、クマなど野生動物におびえながら生還するまでを振り返った。

 高橋さんによると、15日午前9時ごろ、国道341号から林道を約5キロ進んだ辺りで1人でタケノコ採りをしていて遭難した。

 この日の夜は「ライターを持っていたので、枯れ枝とかをいっぱい燃やした」。だが、遠くに動物の目のような光などが見えたため、「一睡もできなかった。本当に怖かった」と話す。

 夜が明けると動き回り、沢の水を飲んで飢えをしのいだ。持っていたタケノコやリュックサックは、身軽になるため捨てた。怖くて眠れない夜は続いた。

 大きな川を下っていたところ、電柱や走る車を見つける。19日午前11時ごろ、遭難場所から南西に約3・5キロ離れた工事現場に出て、人の姿が見えた。「平常心を取り戻した。助かるとは思っていなかった」

 仙北署などには、クマに2度遭遇して逃げていて遭難したと説明していたが、「幻覚症状だった」と話している。(緒方麦)

2017年6月21日07時39分    朝日新聞デジタル

 

 

タケノコ採りで遭難、クマから逃げ4日ぶり保護

 タケノコを採るために秋田県仙北市田沢湖玉川の山中に15日に入ったまま遭難していた美郷町の土木作業員の男性(59)が19日、発見された。

 男性は4日ぶりに発見され、衰弱して脱水症状があり、擦過傷程度のけがを負ったものの、命に別条はない。

 仙北署の発表によると、男性は15日午前9時頃に入山し、同日中にクマを2回見た。最初に遭遇した時は逃げたが、クマは追ってこなかった。2回目に見た時は、クマが自分に向かってきたため、夢中で逃げて道に迷ったという。

 今年5月に玉川地区でクマに襲われたとみられる女性が死亡したことから、市などが入山の自粛を求めていた場所で男性はクマと遭遇していた。

 男性は19日午前11時頃、入山地点から南西方向に約3・5キロ地点で工事をしていた関係者に助けを求め、市内の病院に搬送された。

 男性は食料を持っておらず、沢の水を飲んでいたという。

2017年06月20日 10時05分    Copyright © The Yomiuri Shimbun