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乗組員7人の死亡確認 米イージス艦居住区、一気に浸水

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 静岡県伊豆半島沖で米海軍のイージス艦とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は19日、行方不明になっていた乗組員7人全員の死亡を確認したと発表した。衝突で船の底付近に穴が開き、一気に浸水した居住スペースに取り残されたとみられる。イージス艦の右後方からコンテナ船が衝突した可能性が高く、第3管区海上保安本部が事故原因を調べている。

 事故は17日午前1時半ごろに発生。イージス艦フィッツジェラルド」は右舷側、コンテナ船「ACX CRYSTAL」は船首左側がそれぞれ損傷した。

 米海軍横須賀基地で18日に取材に応じた米海軍第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官によると、イージス艦の船底付近に大きな穴が開き、大量の水が入り込んできたという。

 当時は多くの乗組員が寝ている時間帯。乗組員116人分の居住スペースや機械室などが一気に浸水したという。死亡した7人は19~37歳の男性乗組員で、いずれも居住スペースで発見された。水が入り込んだ船内に取り残され、脱出できなかった可能性が高い。

 コンテナ船は艦長が休んでいた艦長室も直撃。同司令官は「生きているだけでも奇跡的だ」と話した。

 捜査関係者によると、両船の損傷状況から、イージス艦の右後方からコンテナ船が衝突したとみられる。コンテナ船の乗組員は「イージス艦と同じ方向に航行していた」と話している。アーコイン司令官は「穴を見ると、(コンテナ船は)横から突っ込んできたように見える」と説明した。

 海上衝突予防法では、2隻の船が衝突しそうになった場合、位置関係や追い越す状況に応じて、回避義務が生じる船が定められている。事故直前の位置関係などが焦点となるが、軍事機密のためイージス艦の航路は明らかになっておらず、3管の捜査が難航する可能性もある。

2017/6/19 9:38    日経新聞

 

 

コンテナ船、米イージス艦の右後方から衝突か

 静岡県伊豆半島沖で17日、フィリピン船籍のコンテナ船と米海軍のイージス駆逐艦フィッツジェラルド」が衝突した事故で、2隻の損傷状況などから、コンテナ船がイージス艦の右後方から衝突した可能性が高いことがわかった。

  海上保安庁運輸安全委員会は、事故直前の2隻の航行状況などについて調べている。

 捜査関係者によると、コンテナ船は船首の左側に、イージス艦は船体右側の中央付近に、それぞれ衝突による損傷が確認された。こうした状況から、事故直前、2隻はほぼ同じ方向に航行し、コンテナ船がイージス艦の右後方から衝突した可能性が高いとみられる。

 海上衝突予防法では、コンテナ船が後方からイージス艦を追い抜こうとしていた場合は、コンテナ船側に回避義務があるとされる。これに対し、コンテナ船がイージス艦から見て右側から前方を横切ろうとしていれば、イージス艦側に回避義務がある。同庁と運輸安全委員会は、2隻の損傷の状況をさらに詳しく調べるほか、コンテナ船の船員らから事情を聞くなどし、衝突に至るまでの2隻の航行状況について調べを進めている。
2017年06月19日 07時15分    Copyright © The Yomiuri Shimbun