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「御巣鷹の尾根」で社員滑落死、日航に是正勧告

 520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)の登山道で昨年7月、丸太の交換作業をしていた日本航空社員が滑落死した事故を巡り、藤岡労働基準監督署日航に対し、労働安全衛生法違反で是正勧告していたことが、日航などへの取材で分かった。

 勧告は2月22日付。

 日航などによると、事故は昨年7月23日午前に起きた。8月12日の慰霊登山を前に、他の社員と一緒に登山道を整備していた男性社員(当時59歳)が約50メートル下に滑り落ち、頭を強く打って死亡した。日航は社員が高さ2メートル以上の場所で作業を行う際、手すりを設けるなどの対策を取らなかった。

 是正勧告に基づき、日航は4月26日、〈1〉勾配が40度以上あるところで作業を行わない〈2〉保護帽や保護具を確実に着用する〈3〉作業前に危険予知活動を実施する――など6項目の改善措置を盛り込んだ報告書を同署に提出。その後、同署員らが御巣鷹の尾根を訪れて、危険防止の措置が取られていることを確認した。

 日航広報部は「このような事故が二度と起きないよう、再発防止策を徹底してまいります」としている。

2017年06月18日 09時32分    Copyright © The Yomiuri Shimbun