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ドローンでサル撃退作戦…ぬいぐるみ付け鳴き声

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サルの鳴き声に見せかけるため、ぬいぐるみを取り付けたドローン

 野生のニホンザルによる農作物被害が相次ぐ大分市神崎の田ノ浦地区で、同市がドローン(小型無人機)を使ってサルを追い払う取り組みを進めている。

 約半年間にわたり、上空からサルが嫌がる音を流すなどして効果を検証する。

 市によると、高崎山自然動物園に近い田ノ浦地区は県内有数のビワの産地で、イチジクやミカンの生産も盛ん。地区には約100匹の野生ザルが生息するとみられ、2016年度の農作物の被害額は約300万円となっている。住宅に上ったサルに雨どいなどを壊される被害も出ている。

 市は昨年9月、鷹匠たかじょうに依頼してタカによる追い払いを実施。出現頻度は一時減ったものの、今後も継続的な追い払いが必要なことから、より機動的なドローンを活用することにした。

 5月に続き、2回目の飛行となった8日は、目撃情報が寄せられたビワ畑の周辺で、委託業者が長さ約1メートルのドローン1機を飛ばした。搭載したスピーカーから、サルの鳴き声や警告音を流しながら、約1時間にわたり旋回した。

 この日はサルの姿は見えなかったものの、今後はミカンの収穫時期となる年内まで、月に1、2回程度飛ばして追い払いの効果を確認する。

 市林業水産課の担当者は「今後は市職員がドローンを操縦できるよう養成しながら、効果的な追い払いを行いたい」と話している。(谷口京子)

2017年06月10日 10時04分    Copyright © The Yomiuri Shimbun