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子ども殺害の凶器か 燃えたゴムチューブを押収 福岡母子殺害

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母子3人が殺害された住宅を調べる捜査員=7日午前9時すぎ、福岡県小郡市

 福岡県小郡市小板井の民家で母子3人の遺体が見つかり、母親の中田由紀子さん(38)に対する殺人容疑で夫の県警通信指令課巡査部長中田充容疑者(38)が逮捕された事件で、県警が現場からゴムチューブを押収していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。子ども2人の首にはひものようなもので絞められた痕があり、県警は凶器として使用された可能性があるとみて調べている。

 県警は9日、中田容疑者を送検。同日までに通信指令課を家宅捜索した。

 捜査関係者によると、ゴムチューブは筋力トレーニング用に市販されているもので、家の1階から見つかった。燃やされた跡があり、証拠隠滅を図った疑いがあるという。

「育児などを巡って口論」

 また由紀子さんの爪にあった微物をDNA型鑑定した結果、中田容疑者のものと一致したことも判明。由紀子さんが首を絞められた際に中田容疑者をひっかいて付着したとみられる。中田容疑者は容疑を否認しているが、「最近は妻と不仲だった。育児などを巡って口論になったことがある」とも供述しているという。

 事件は6日午前9時すぎに発覚。由紀子さんが1階台所で、長男で小学4年の涼介君(9)、長女で小学1年の実優(みゆ)さん(6)が2階寝室で死亡しているのを、中田容疑者から連絡を受けて駆け付けた由紀子さんの姉が発見した。県警は当初、無理心中事件とみていたが、由紀子さんの遺体を司法解剖した結果、首を圧迫したことによる窒息死と判明。殺人事件と断定し捜査本部を設置した。

 由紀子さんが見つかった1階台所には油がまかれ、遺体のそばに練炭のようなものが燃えた跡もあった。県警は、中田容疑者が無理心中と偽装するため、放火しようとした疑いがあるとみている。

6/9(金) 17:00    西日本新聞社

 

 

妻殺害容疑の警官、腕に傷…犯行時つかまれる?

 福岡県小郡おごおり市小板井の住宅で中田由紀子さん(38)ら母子3人の遺体が見つかった事件で、由紀子さんに対する殺人容疑で逮捕された夫で県警通信指令課の巡査部長中田充みつる容疑者(38)の腕に、ひっかき傷が残っていることが捜査関係者への取材で分かった。

 由紀子さんの指先に残っていた微物のDNA鑑定などの結果、中田容疑者のものと一致しており、県警は、この傷が由紀子さんの首を絞めた際につかまれるなどして出来た可能性があるとみて調べている。

 捜査関係者によると、県警は事件が発覚した6日以降、中田容疑者から任意で事情を聞き、中田容疑者の腕にひっかき傷が残っていることを確認。一方、由紀子さんの指先には何かをひっかいたような痕跡があり、微物が残っていた。DNA鑑定などを進めた結果、中田容疑者のものと一致した。
2017年06月09日 15時00分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

 

容疑の警官、死亡の妻に電話 母子3人殺害、偽装工作か

 福岡県小郡市の住宅で母子3人が殺害された事件で、妻への殺人容疑で逮捕された県警通信指令課の巡査部長、中田充(みつる)容疑者(38)が、遺体が発見されるまでの間、妻の携帯電話へ複数回電話をかけていたことが捜査関係者への取材でわかった。妻が死亡していることを知らないふりをした偽装工作の可能性があると県警はみている。

 中田容疑者は6日午前0~6時に自宅で妻由紀子さん(38)の首を絞めて殺害した疑いで逮捕された。「そのようなことはしていません」と否認している。

 捜査関係者によると、中田容疑者は午前6時45分ごろに県警本部へ出勤するため自宅を出た。午前8時半ごろ、小学校から「子ども2人が登校してこない」と電話を受け、由紀子さんの姉に連絡。その際、由紀子さんの携帯電話にも4回ほど電話をかけていた。

 そのうち1回は、自宅に駆けつけた姉がとり、中田容疑者に「妹が自殺している」と伝えた。中田容疑者はこの時すでに、110番通報を受ける通信指令課の室内にいた。「妻が自殺している、という話を姉に聞いた」と自ら110番通報する形で対応したという。

 県警はこうした行動について、由紀子さんが殺害されていることを知らなかったように装う意図があったのではないかとみている。

 室内では小学4年の長男涼介さん(9)、小学1年の長女実優(みゆ)さん(6)もひものようなもので首を絞められて殺害されていた。捜査1課によると、中田容疑者は子ども2人の死亡についても「知らない」と関与を否定している。

 県警は9日午後、中田容疑者を由紀子さん殺害の容疑で送検する。(菅原普〈あまね〉)

2017年6月9日12時09分    朝日新聞デジタル