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「ウソだ」トランプ氏を非難 前FBI長官議会証言

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上院の証言前に宣誓するコミー前FBI長官(8日、ワシントン)=ロイター

 【ワシントン=川合智之】トランプ米大統領周辺とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑「ロシアゲート」に関し、コミー前米連邦捜査局FBI)長官は8日午前(日本時間同日深夜)、米上院情報特別委員会の公聴会で証言した。トランプ氏から5月9日に突如解任されたことに触れ「(指導力不足などの解任理由は)ウソだ」と断言。「政権は私とFBIを中傷することを選んだ」と激しく非難した。

 トランプ氏はコミー氏解任について「いい仕事をしなかったからだ」などと説明したが、コミー氏は公聴会で「説明の変遷は私を混乱させた」と指摘した。

 コミー氏は2月にトランプ氏からフリン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)の捜査中止を求められたとしている。この要請について、コミー氏は命令ではなかったものの「指示だと受けとめた」と述べた。

 その上で中止の要請が大統領の弾劾につながりかねない「司法妨害」にあたるかどうかについて「妨害の試みだったかどうかは私が述べるべきでない」と言及を避けた。モラー特別検察官の捜査に委ねる考えを示した。

 コミー氏は大統領との会話内容の詳細なメモを残していた理由について「トランプ氏がウソをつくかもしれないと懸念していた」と強調。オバマ前大統領やブッシュ(子)元大統領と会話した際はメモをとる必要性を感じなかったという。

 トランプ氏が1月の夕食の場でコミー氏に忠誠を求めた際は「当惑した」と説明。同氏に長官職にとどまりたいかとも尋ねた点については「留任の見返りを求めているように感じた」と述べた。

 トランプ氏が5月にツイッターで「我々の会話を録音したテープが存在しないよう願ったほうがいい」とけん制した。コミー氏は「テープが存在することを願う」と自らの主張に自信を示した。

2017/6/9 1:10    日経新聞