今日のニュース

気になったニュース

大けが負いながら火災で中2女子を救出…感謝状

f:id:obaco:20170606095253j:image

消防総監感謝状を手に笑顔を見せる長尾さん(左)と勇一さん

 アパート火災で逃げ遅れた中学2年の女子生徒を果敢に救出したとして、東久留米消防署は5日、東京都東久留米市の会社員長尾美和よしかずさん(60)と、長男で専門学校生の勇一さん(20)に消防総監感謝状を贈った。

 救出の際に勇一さんは右腕を50針以上も縫う大けが、長尾さんも手のひらに切り傷を負った。2人は「女の子が無事で良かった」と話している。

 火災は5月28日午前4時20分頃、同市南沢のアパート2階で発生。1階に住む長尾さんは火元の部屋のベランダから「助けて!」と叫ぶ女性の声を聞きつけた。

 雨どいを伝って下りるように女性を誘導すると、「まだ娘が中にいる」と言われ、勇一さんとともに2階に駆けつけた。玄関を開けたが、猛烈な熱気で中に入ることができなかった。

 煙の向こうに女子生徒の姿を確認すると、「体を低くして」と声をかけながら隣の部屋で待つように指示。長尾さんが隣室の窓のアルミ製の柵をもぎ取り、勇一さんが右ひじでガラスをたたき割り、女子生徒を窓から救出した。女性は無傷、女子生徒はのどの軽傷で済んだ。

 感謝状を受け取った長尾さんは「助けた時のことは無我夢中で細かく覚えていないが、まさに『火事場のバカ力』でしたね」と笑顔を見せた。

2017年06月06日 07時51分    Copyright © The Yomiuri Shimbun