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駅の柱の中から鳴き声…通報から3日、子猫救助

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救助された子猫

 茨城県土浦市のJR常磐線荒川沖駅で5日、駅舎入り口のひさし部分を支える柱(高さ約3メートル)の内部に迷い込んでいた子猫が助け出された。

 2日夕から、猫の鳴き声が聞こえると市などに連絡が相次いでいた。場所を特定できず、救助に時間がかかったが、子猫は食欲もあり、通報者の一人の市内の女子高校生が引き取った。

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子猫が迷い込んだ柱を調べる作業員ら(5日午後1時19分)

 市によると、駅舎入り口などは市の所有で、駅員から2日夕、「柱の中から猫の鳴き声が聞こえる」と最初の連絡があった。市と消防で現場を確認したが、猫がどこで鳴いているのか分からず、近くの排水溝にいる可能性があるとみて、柱近くのマンホールの蓋を開けて、自力で出てくるのを待った。3、4日も消防と警察に同様の連絡があったが、土日で市と連絡が取れず、柱の構造も不明で、対応できなかったという。

 5日になって市は、柱がH形鋼の四方を金属の化粧板で覆った構造と確認。午後1時15分過ぎから、市の依頼を受けた業者が救助作業を始めた。作業員がバールを使って化粧板をこじ開け、H形鋼と化粧板の間のわずか5センチほどの空間にいた子猫を助け出した。

 子猫は、雄で生後1か月程度。近くの動物病院で診察を受けた。両足に軽いけがをしているが、命に別条はないという。

 2日に市に連絡するなど子猫を心配していた阿見町のタクシー運転手池田利男さん(68)は「通報から3日もたっており、行政の対応は遅いと思うが、子猫が無事でよかった」と話した。

 一方、市は5日、子猫がどこから迷い込んだかを調べたが、ひさしに穴などは開いておらず、分からなかった。さらに調べるとともに、入った場所が判明するまでひさし全体にネットを張るという。

2017年06月06日 07時40分    Copyright © The Yomiuri Shimbun