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送受信欄の10人「実在」文科省認める 加計文書

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衆院決算行政監視委で、共産党の宮本徹氏の質問に答弁する安倍晋三首相=5日午前11時32分、岩下毅撮影

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」と伝えられた文書を共有するために文部科学省内で送られたとされるメールの写しについて、文科省は5日、送受信者欄に名前のあった10人全員と同姓同名の職員が実在することを認めた。だが、野党が求める再調査は拒否。首相は「(自らが決定に)介入する余地がない」と述べた。
 メールの写しを入手した民進党今井雅人氏がこの日の衆院決算行政監視委員会で、送受信欄にある10人の名前を読み上げ、「文科省にいるか」と尋ねた。文科省の常盤豊・高等教育局長が「名前を挙げた人と同姓同名の職員は実際にいる」と存在を認めた。

 メールは、文科省専門教育課の企画係長が昨年9月27日に、内閣府との窓口の同省行政改革推進室の管理係長宛てに送り、他の同省職員にも同送されたという内容。「藤原内閣府審議官との打合せ概要(獣医学部新設)」とのタイトルの文書が添付されていたとされる。民進は前川喜平・前文科事務次官が「受け取った」と証言した文書が、省内で共有されていたことを裏付けるものとみている。

 これに対して、松野博一文科相は「文書の出元や入手経緯が明らかにされていない」ことを理由に、再調査を拒否。首相も「文科相が言った通りだ」と応じなかった。

2017年6月6日07時11分    朝日新聞デジタル