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東尋坊、自殺防止にドローンでパトロール

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自殺防止活動に導入されたドローン(福井県坂井市東尋坊で)

 断崖絶壁で知られる名勝・東尋坊福井県坂井市)で、自殺防止に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」が、小型無人機「ドローン」1台を使った自殺防止のパトロールを始めた。

 毎日3人でパトロールしていたが、メンバーの高齢化でくまなく目を行き届かせるのが難しくなり、「鳥の目」を活用することにした。

 同NPOは2004年からパトロールを続け、断崖近くに相談所も設置。これまで計589人を保護し、自立までの支援活動を行ってきた。同NPOによると、東尋坊での自殺者数はここ10年、10人台の年が多い。

 だが、15年の北陸新幹線開業などで観光客が増え、自殺しようとする人は目の届きにくい岩場や、周辺の雑木林で潜むケースが目立つ。NPOメンバー16人の半数以上は60歳以上で、岩場や離れた場所のパトロールに苦労していた。代表の茂幸雄さん(73)は「以前に比べ、見回りの範囲が広がった」という。

 今年4月、国の自殺防止事業の補助対象に認められ、小型カメラ付きのドローンを購入。26日から、観光客があまり立ち入らない場所を中心にパトロールしている。リモコンのモニターで確認し、対象者が見つかれば保護する。茂さんは「あらゆる方法で東尋坊から自殺をなくしたい」と話す。

2017年05月28日 09時19分    Copyright © The Yomiuri Shimbun