初競りで150万円の値がついた夕張メロンを落札者の蔵重商店から受け取る鈴木夕張市長(右)(26日午前、札幌市中央区で)=川口正峰撮影
北海道を代表する夏の味覚「夕張メロン」の初競りが26日、札幌市中央卸売市場で行われ、最高値は2玉150万円だった。
昨年は2玉300万円の過去最高値が付いたが、今年は例年並みに落ち着いた。落札した青果卸「蔵重商店」(札幌市)の渡会和雄本部長は「自信はなかったが、落とせて良かった」とホッとした様子で話していた。
同商店は数年前から、夕張メロンを夕張市のゆうばり小学校(児童199人)に提供しており、今回も、ほかに競り落としたメロンと合わせて同小の給食に提供するという。競りを見守った同市の鈴木直道市長は「(給食に提供されるおかげで)子どもたちが夕張メロンの価値を知るきっかけになり、ありがたい」と喜んでいた。
2017年05月26日 10時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun