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米がサウジに最新兵器供与、12兆円契約に署名

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20日、サウジアラビアの首都リヤドに到着し、サルマン国王(右から2人目)と会談するトランプ米大統領(左)=ロイター

 【リヤド=尾関航也、倉茂由美子】トランプ米大統領は20日、就任後初の外遊で、最初の訪問先となるサウジアラビアの首都リヤドに到着した。

 22日まで滞在する。

 初日はサルマン国王と会談し、米国がサウジアラビアミサイル防衛システムなどの最新兵器を供与する約1100億ドル(約12兆円)の大型契約に署名した。米ホワイトハウスはこの契約について、「イランの有害な影響と脅威に対し、サウジと湾岸の長期的安全を保障するものだ」などとする声明を出し、イランに対抗する目的だと位置付けた。

 サウジ政府は2000億ドル(約22兆円)の対米投資計画も発表する見通しだ。

 イスラム教をめぐって排他的な言動を繰り返してきたトランプ氏だが、最初の訪問地にイスラム教の聖地メッカを抱えるサウジアラビアを選び、イスラム世界全体との関係改善を目指す姿勢を明確にした。
2017年05月21日 00時05分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

サウジに武器売却合意 米大統領初外遊、イランけん制

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20日、リヤドで出迎えたサウジアラビアのサルマン国王と握手するトランプ米大統領(サウジ王室提供)=ロイター

 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は20日、就任後初の外国訪問で最初の訪問国サウジアラビアに到着し、サルマン国王と会談した。米は1100億ドル(約12兆円)規模の兵器売却でサウジと合意し、両首脳が覚書に調印した。オバマ前政権で悪化したサウジとの関係の修復を急ぎ、域内で存在感を高めるイランをけん制する。
 兵器には弾道ミサイル防衛システムや艦船などを含んでいる。ホワイトハウス高官は「イランの脅威に直面するサウジと湾岸地域を支援するものだ。テロへの対処能力向上にもつながる」と狙いを説明し、今回の合意分を含め今後10年間で3500億ドルの兵器の売却をめざすと明らかにした。

 首脳会談では過激派組織「イスラム国」(IS)掃討などのテロ対策やシリア内戦、原油、天然資源についても協議。サルマン氏は「シリアはかつて先進国の一つだったが、不幸なことに自らの国を壊してしまった」と語った。トランプ氏は米サウジ関係の発展に貢献したとして、サルマン氏からサウジでの最高勲章を受けた。滞在中にはアラブ諸国首脳を集めた会議を開き、中東での新たな安全保障協力の枠組みを提唱する見通しだ。

 トランプ氏は政権発足当初のイスラム圏からの入国制限令で批判を浴びた。初外遊でアラブ諸国の盟主サウジをまず訪れて「反イスラム色」をぬぐい、テロとの戦いでの協力やイラン包囲網で連携を強める。米サウジ関係は、オバマ前政権がイランとの関係改善に動き悪化した。

2017/5/21 0:53    日経新聞