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中国、ドゥテルテ氏脅す? 権益主張なら「戦争になる」

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フィリピンのダバオで19日、演説するドゥテルテ大統領(フィリピン大統領府提供、AFP時事)

 フィリピンのドゥテルテ大統領は19日、ダバオ市で演説し、中国・北京で習近平(シーチンピン)国家主席李克強(リーコーチアン)首相らと会談した際、中国側から「フィリピンが、南シナ海の権益を強く主張するなら戦争になる」と言われたことを明らかにした。
 ドゥテルテ氏は演説で、中国との15日の会談で、南シナ海での石油探査に意欲を持っていることを伝えた上で、「中国のものだというのはあなたの見方だ。我々のものなのだから、採掘できるというのが我々の考えだ」と会話の内容を明かした。これに対し、中国側は「我々は友人でけんかはしたくない。だが、その問題を押し通すなら戦争になる」と述べたという。発言した幹部の名前は明かさなかった。

 フィリピンと中国は南シナ海問題で対立関係にあったが、ドゥテルテ氏が昨年10月に習氏と初会談し、中国側から多額の財政融資を取り付けて以来、中国に対する権利主張を控えてきた。ドゥテルテ氏の発言の真意は不明だが、親中的な自らの姿勢への批判をかわす狙いもありそうだ。(ハノイ鈴木暁子)

2017年5月20日11時05分    朝日新聞デジタル

 

南シナ海問題、中比が直接協議の定例化で合意

 【貴陽(中国貴州省)=中川孝之、台北=向井ゆう子】中国とフィリピンは19日、貴陽で南シナ海問題を巡って協議し、半年ごとの定例協議を開くことで合意した。

 報道発表によると、両国は、領有権を巡る紛争は、当事国が話し合いで解決するとの原則を確認した。

 中国の南シナ海での主権主張を否定した昨年7月の仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)判決の後、両国の直接協議は初めて。中国には、フィリピンと協議する姿勢を示し、仲裁判決を「棚上げ」する狙いもある。

 協議には、両国の外交官と海洋当局者が出席した。中国の劉振民・外務次官は「(今回の協議を)海上協力の実現と、安全の土台としたい」と期待感を示した。

 終了後、フィリピン側代表のサンタロマナ駐中国大使は記者団に、「我々は敏感な問題にも触れた。これが協議の目的だ」と述べた。仲裁裁判のほか、中比が領有権を争うスカボロー礁の周辺などでのフィリピン漁民の権利などについて、フィリピンの立場を説明したという。同大使は、主権や海洋権益の立場の違いは「一夜では埋まらない」とも語った。

 南シナ海問題での直接協議は、昨年10月に中比の首脳間で合意していた。

2017年05月20日 09時27分    Copyright © The Yomiuri Shimbun