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短距離走、ピストル遅いと反応早く 立命大分析

 短距離走でスタートをする際に、ピストルによる合図のタイミングが遅いほど、選手は素早く動き出す傾向がある――。そんな研究結果を立命館大の大塚光雄助教スポーツ科学)らがまとめた。18日、スイスの科学誌「フロンティアズ・イン・サイコロジー」に発表した。

 かけ声からピストル音を鳴らすまでの時間は、審判の判断に任されている。大塚さんらは、国際大会の経験者ら男子選手20人が全力でスタートする際の動作を高速カメラで撮影し、ピストル音から動き始めるまでの反応時間を計測。過去5年の五輪や世界陸上選手権の83レースのデータも使って分析をした。

 ピストル音までの時間が1・78秒の場合、選手が動き出すまでの時間は0・125秒なのに対し、やや短めの1・47秒の場合には、動き出すまでに0・156秒と長くかかった。

 逆に、ピストル音までの時間が2・10秒と長めの場合は、0・117秒で素早く反応することが分かった。

 大塚さんは「タイミングが早いと脳が準備できていないために時間がかかると考えられる。レースによって不平等が生じないように、ピストル合図までの時間を一定にすることも検討するべきだ」と話している。(西川迅)

2017年5月18日12時56分    朝日新聞デジタル