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山火事、浪江は12日目で鎮火…釜石は弱まる

 東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域となった福島県浪江町井手の山林火災は10日午後、発生12日目にして鎮火した。

 現地の災害対策本部によると、隣接する双葉町まで延焼し計約75ヘクタールが焼けた。けが人や住宅の被害はなかった。県は、火災の前後で現場周辺の空間放射線量に目立った変化はないとしている。

 同区域は年間被曝ひばく線量が50ミリ・シーベルト超と放射線量が高く、除染も未実施のため立ち入りが厳しく制限されている。被曝対策として消防隊員らを数時間ごとに交代させたうえ、原発事故後の6年間で林道が荒れ果てていることも、消火まで時間がかかった要因となった。

 一方、岩手県釜石市で8日発生した山林火災は、10日朝からの雨で、消火活動が中断されたものの、火の勢いは弱まった。市によると、集落まで300メートルの距離に迫っていた火は1キロ程度に後退した。消火活動は11日朝から再開される予定。

2017年05月10日 19時54分    Copyright © The Yomiuri Shimbun