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タクシー運転手死亡、乗客を傷害致死容疑で逮捕

 東京都葛飾区の路上で2015年4月、タクシー運転手三橋喜久夫さん(当時66歳)が死亡しているのが見つかった事件で、警視庁は10日、タクシーの最後の乗客で、当時現場近くに住んでいた高橋宏史容疑者(39)を傷害致死容疑で逮捕した。

 暴行によって持病を悪化させたのが死因と判断し、逮捕に踏み切った。

 捜査関係者によると、高橋容疑者は同年4月7日未明、葛飾区細田の路上に停車中のタクシー内やその周辺で、三橋さんに暴行を加え、心臓疾患を誘発し、死亡させた疑い。調べに対し、「運転手を殴ったりした記憶はない」と容疑を否認している。

 三橋さんは心臓に持病があった。司法解剖の結果、三橋さんの死因は急性心臓死と判明したが、遺体の右目付近などには打撲痕や裂傷があったほか、胸椎が折れていた。

 タクシーの最後の客だった高橋容疑者は事件当時、同庁に対し、「タクシーの中で運転手と口論になり、運転席を後ろから蹴った」などと説明していた。

 同庁は、暴行と死亡の因果関係について、法医学者らからも意見を聞いた結果、暴行が原因で心臓の持病が急激に悪化し、死亡した疑いが強いと判断した。

2017年05月10日 12時35分    Copyright © The Yomiuri Shimbun