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半世紀かけ薬師寺復興最終章…「食堂」ほぼ完成

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本尊「阿弥陀三尊浄土図」(右)などが描かれた食堂の堂内(9日午後、奈良市薬師寺で)=守屋由子撮影

 奈良時代の「白鳳伽藍がらん」復興を進める薬師寺奈良市)で、僧侶の食事や修行の場「食堂じきどう」がほぼ完成し、9日、報道陣に公開された。

 今月26~28日に落慶法要を営み、7月1日から一般公開される。村上太胤たいいん管主は「多くの人の志で完成にこぎつけることができた」と感謝した。

 薬師寺室町時代の戦乱などで伽藍の大半が焼失。1967年から写経を通じて浄財を募り、金堂(76年)、西塔(81年)、大講堂(2003年)と再興してきた。

 半世紀がかりの復興事業の最終章となる食堂は東西41メートル、南北16メートル、高さ14メートルで、2015年春に着工。日本画家・田渕俊夫さんが描いた6メートル四方の「阿弥陀あみだ三尊浄土図」を本尊とし、仏教伝来を描いた14面の壁画を巡らせた。

 師匠の平山郁夫氏(09年死去)の絵の具を一部に用いたという田渕さんは「一緒に描いている気持ちだった。平山先生も喜んでくれていると思う」と話した。

2017年05月10日 08時59分    Copyright © The Yomiuri Shimbun