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仏大統領選、親EUマクロン氏が勝利 仏史上最年少の指導者誕生へ

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 5月7日、仏大統領選の決選投票は、投票終了直後に発表された出口調査で、中道系独立候補のマクロン前経済相(写真)が極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首に勝利する見通しとなった。パリで撮影(2017年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

 [パリ 7日 ロイター] - フランスで7日に行われた大統領選の決選投票は、超党派市民運動「前進」を率いる親欧州連合(EU)の中道系候補エマニュエル・マクロン前経済相(39)が、EU離脱や反移民を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首を破り勝利した。英国のEU離脱の選択をもたらしたポピュリズム大衆迎合主義)のうねりに動揺していた欧州各国からは結果を歓迎する声があがっている。

 内務省の開票速報(登録有権者4700万人中4400万票以上開票)によると、マクロン氏の得票率は65.31%。棄権票は24.7%だった。

 マクロン氏は、ナポレオン以降、フランスで最年少の指導者となる。また、カナダのトルドー首相に代わり、主要7カ国(G7)で最年少の首脳となる。 

 <マクロン氏「分断修復に尽力」>

 選挙対策本部で演説したマクロン氏は、こうした状況を踏まえ分断された状態の修復に尽力する方針を示した。

 「この国が分断状態であること、それが一部で極端な意見を持つ政党への投票につながったと認識している。そうした投票行動を尊重する。あなたがたの非常に多くが怒り、不安、疑念も示したことも分かっている」としたうえで「わたしは、欧州、フランス国民の間のつながりを再構築するために尽力する」と述べた。

 マクロン氏を経済相に起用し国政の場にひきあげたオランド大統領は、決選投票の結果は国民の大多数が仏共和国の価値のもとに結束し、EU支持の意向を確認したと指摘した。

 <欧州各国から祝福の声、トランプ米大統領祝意

 欧州域内から祝福の声があがっている。トランプ米大統領も、マクロン氏に祝意を示した。

 EUの執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は、マクロン氏に対し「域内すべての人々に資する強く前進する欧州という、あなたが擁護した考え方が勝利に結びついたことを喜ばしく思う」と述べた。

 マクロン氏は、早速メルケル独首相と電話会談し、早期にドイツを訪問する意向を伝えた。

 トランプ大統領は、公式ツイッターで「マクロン氏のきょうの大勝利を祝福します。彼と協力することを楽しみにしています」と述べた。

 選挙戦中、マクロン陣営は、ハッキングや、誤解を招く情報がソーシャルメディアで流れたりするなど、試練にも見舞われたが乗り切った。

 トゥスク欧州連合(EU)大統領は、ツイッターで「偽ニュースの暴政でなく、自由、平等、友愛を選択したフランスの人々を祝福します」と述べた。

 ジェンティローニ伊首相も、欧州に希望がもたらされたとツイートした。

 <次の焦点は議会選>

 マクロン氏は、オランド政権で閣僚を務めたものの政治経験が浅く、基盤は磐石とはいえない。そんなマクロン氏にとって、目先の試練は来月の議会選だ。議会の勢力図が、マクロン氏が目指す改革実現に大きく影響する。決選投票の開票速報で約25%を占めた棄権した有権者がかぎを握る可能性もある。

 ルペン氏は、最初の出口調査結果が発表された直後にマクロン氏にお祝いを述べるなど、今回の敗北は受け入れているが、早くも照準を議会選に定め、党を刷新する方針を打ち出した。

 マクロン氏が掲げるのは、開放経済のもとでの競争力強化。財政支出を大幅削減や雇用関連規制の緩和を計画している。

 外交や防衛分野では親EU、親北大西洋条約機構(NATO)の姿勢を示しており、従来路線の転換は予想されていない。

2017年5月8日07時33分    朝日新聞デジタル

 

 

仏大統領に親EUマクロン氏 「フランスの価値守る」

 【パリ=黄田和宏】7日実施したフランス大統領選の決選投票は、欧州連合(EU)の強化を訴える中道系独立候補のエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相(39)が、初の女性大統領を目指した極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を破って勝利した。仏史上、最年少で大統領に就く。仏政治を長く規定してきた左右の二大政党に属さない大統領も初めてだ。
仏大統領にマクロン氏「共和国の理念に忠実に」
 7日のフランス大統領選の決選投票で、欧州連合(EU)の強化を訴える中道系独立候補のマクロン氏(39)が、初の女性大統領を目指した極右・国民戦線(FN)のルペン氏(48)を破って勝利した。
 仏内務省によると、90%の開票率でマクロン氏の得票率は約65%。ルペン氏の35%を大きく引き離している。事前の世論調査などにほぼ沿った結果となった。

 マクロン氏は7日夜、パリで数万人の支持者を前に「有権者に心から感謝する。共和国の価値を守る」などと述べ、勝利宣言した。

 マクロン氏は二大政党による既存の政治体制からの脱却や親EUの政策を掲げ、幅広い支持を集めた。4月末の第1回投票で敗れたフィヨン氏、極左のメランション氏などの支持者の票も一定程度集めたようだ。

 マクロン氏は大統領就任に向け、首相や主要閣僚の指名など組閣に向けた準備に入る。6月に実施予定の国民議会(下院)選挙で、自らが率いる政治団体「前進」で過半の議席確保を狙う。自ら議員経験のないマクロン氏の大統領就任だけに、議会で多数派を構成できない場合は、同氏の指導力に影響が出る恐れもある。

 反EUや厳しい移民の流入規制など保護主義的な政策を主張したルペン氏は支持を伸ばせなかった。同氏はパリ市内で支持者らに「国民は継続性を選んだ」と敗北を認めた。

2017/5/8 7:21    日経新聞

 

 

仏大統領選、マクロン氏当選確実に…仏メディア

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勝利宣言し、妻のブリジットさん(右)と支持者の祝福に応えるマクロン氏(7日午後、パリで)=鈴木竜三撮影

 【パリ=三好益史】フランス大統領選の決選投票は7日午後8時(日本時間8日午前3時)に投票が締め切られ、即日開票の結果、欧州連合(EU)の統合推進を訴えた中道で無所属のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が6割以上の票を集め、EU離脱を主張した極右・国民戦線マリーヌ・ルペン氏(48)を破り、当選することが確実になった。

 仏メディアが出口調査の結果などから一斉に伝えた。マクロン氏は史上最年少の仏大統領となる。

 仏公共放送はマクロン氏が65・1%、ルペン氏が34・9%との得票率の見通しを伝えた。

2017年05月08日 03時20分    Copyright © The Yomiuri Shimbun