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ADB新基金、4000万ドル拠出…財務相表明

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アジア開発銀行年次総会の開会式で、あいさつする麻生財務相(6日午前11時2分、横浜市で)=佐々木紀明撮影

 日米が主導する国際金融機関、アジア開発銀行(ADB)は6日午前、年次総会の開会式を横浜市で開いた。

 麻生財務相は開会式の演説で、質の高いインフラ(社会基盤)整備を促進するため、ADBが新たに創設する信託基金に対し、2年間で4000万ドル(約45億円)を拠出すると表明した。

 基金は、途上国がインフラ整備を行う際、高度な技術を導入できるよう資金面で援助するものだ。技術力の高い日本企業にとっては、事業を受注する可能性が高まる効果が見込める。

 麻生氏は演説で「インフラの運営では、開放的で、透明なことが重要だ」とも指摘した。運営などの不透明さが懸念されているアジアインフラ投資銀行(AIIB)をけん制した。
2017年05月06日 11時49分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

アジアの高度インフラ支援に45億円 麻生財務相が表明
アジア開銀総会 クリーンエネルギーなど

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アジア開発銀行(ADB)総会の開会式であいさつする麻生財務相(6日午前、横浜市

 麻生太郎財務相は6日、アジア開発銀行(ADB)の総会で、質の高いインフラ整備を支援するために日本から2年間で4000万ドル(約45億円)を拠出すると表明した。ADBが新たにつくる「高度技術支援基金」を通じて、アジア各国を支援する。クリーンエネルギーなど高度な技術に絞り、新興国が追加で必要とするコストを援助する。

 ADB総会は50回目の節目で、横浜市で開かれている。麻生氏は6日の演説で、「インフラのニーズは膨大な量が見込まれている。質を高めることも重要だ」と語った。高度な技術を持つ日本企業が新興国の案件を受注しやすくする狙いもある。

 新しい基金は最先端の技術を使ったインフラ設備などが対象。再生可能エネルギーや高速道路の高度道路交通システム(ITS)といった事業を対象にする。専門家の雇用など、新興国で一般的なプロジェクトに比べて追加でかかるコストを負担する仕組みだ。

 経済成長が進むアジアではインフラ整備の需要が旺盛だ。ADBの試算では2030年までのアジアのインフラ需要は年1.7兆ドルにのぼる見込み。一方、新興国の従来型のインフラ整備は環境への配慮が不十分で、長持ちしないなどの弊害がある。財務省新興国側にも質の高いインフラへの需要が高まっていると見る。

 中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)は加盟する国・地域の数がADBを上回り、存在感が高まっている。日本はADBが日本の技術力を生かせる質の高いインフラづくりを前面に出すことで、AIIBに対抗する狙いもありそうだ。

2017/5/6 11:18    日経新聞