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海自護衛艦、初の「米艦防護」実施へ…共同航行

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海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」=2015年3月、東京湾

 日米両政府は、昨年3月に施行された安全保障関連法に基づき、自衛隊の艦船が平時に米軍艦船を守る「米艦防護」を初めて実施する方針を固めた。

 1日に横須賀基地(神奈川県)を出港する海上自衛隊護衛艦「いずも」が、房総半島沖周辺で米海軍太平洋艦隊所属の補給艦と合流し、周辺の警戒、監視にあたりながら、四国沖まで共同で航行する。米軍の要請を受け、稲田防衛相が実施を命じた。

 複数の日本政府関係者が明らかにした。自衛隊と米軍の連携を強化することで、弾道ミサイル発射など挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙いがある。日本政府関係者によると、補給艦は、北朝鮮による弾道ミサイル発射を警戒中の米太平洋艦隊に補給を行う見通しで、4月29日から日本海に入った米原子力空母「カール・ビンソン」を中心とした空母打撃群が給油などの対象となる可能性もある。
2017年04月30日 19時48分    Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

米艦防護を初実施へ 安保法新任務、防衛相が命令

 安全保障関連法に基づき自衛隊が平時から米軍の艦船を守る「米艦防護」が5月1日にも初めて実施されることが分かった。政府関係者が明らかにした。稲田朋美防衛相が自衛隊に命令を出した。海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が太平洋側で米補給艦を防護する計画。自衛隊と米軍の連携を示し、北朝鮮をけん制する狙いがある。
 平時の米艦防護は2016年3月に施行された安保法に基づく自衛隊の新任務。南スーダン国連平和維持活動(PKO)の陸上自衛隊部隊に16年11月に「駆けつけ警護」の新任務を付与したが、駆けつけ警護は実行されないまま撤収する見通し。今回の米艦防護が新任務の初実施となる。

 「いずも」は5月1日に横須賀基地(神奈川県横須賀市)を出港、同日中に房総半島沖に出て米海軍の補給艦と合流し、四国沖まで並んで走る予定。期間は数日間とみられる。いずもは5月中旬にシンガポールで開かれる国際観艦式に参加予定で、日本近海の航路で米艦防護にあたる。

 海自が守る補給艦は、北朝鮮による弾道ミサイル発射への警戒のため日本近海を航行している米軍艦船に補給する見通し。29日に日本海入りした米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」などに補給する可能性もある。海自の護衛艦は4月23日から29日に米空母と共同訓練をしたが、この際は米艦防護はしなかった。

 16年12月に政府が決めた運用指針によると、平時の米艦防護は防衛相が判断する。実施結果は国家安全保障会議(NSC)に報告するが、平時の段階での実施状況の公表は「警護の実施中に特異な事象が発生した場合」とされ、現時点で政府は公表しない方針だ。

2017/4/30 19:11    日経新聞