日本とロシアの両政府は27日、日露の官民などによる製薬・医療やエネルギーなど22件の経済協力の具体化で合意した。
昨年12月に両国が一致した経済協力の具体化に向け、民間企業を中心とする事業が動き出す。
三井物産はロシアの製薬大手の株式約10%を取得し、ロシアでの医薬品の製造・販売で協力する。日本の国立医療機関がロシアに小児がんや新生児医療の分野で協力するなど、製薬・医療分野だけで計7事業に上る。
エネルギーでは、日本の探査船を使った地下資源の共同調査や、ロシア極東での石油やガスの開発も前進させる。
2017年04月28日 00時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun