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英、6月総選挙…「EU離脱の信問う」首相意向

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18日、ロンドンの首相府前で、緊急演説するメイ首相(ロイター)

 【ロンドン=角谷志保美】英国のメイ首相(保守党党首)は18日、閣議後に緊急演説し、2020年5月に予定されていた下院(定数650)の総選挙を早め、6月8日に行う意向を表明した。

 今も世論が分かれる欧州連合(EU)離脱のあり方を国民に問い、今後約2年間続く欧州との離脱交渉に向け、政権基盤を盤石にしたいとの狙いがある。英国民は、EU離脱をめぐり、再び選択を迫られることになる。

 メイ氏は3月29日、EUに離脱を正式通知した。今後は厳しい交渉が予想される。難航すれば、離脱のあり方をめぐって反発する最大野党・労働党などが政権を揺さぶり、英国が強い立場で交渉できなくなる懸念が指摘されている。

 メイ氏は18日の演説で、「議会の分断はEU離脱の成功を脅かす。離脱を実行するには、強く、安定した指導力を確保する必要がある」と述べ、離脱交渉が本格化する前に選挙を実施する意義を強調した。総選挙を前倒しするには、首相が動議を発議し、下院で議席の3分の2にあたる434以上の賛成が必要だ。労働党のコービン党首は、19日の採決で賛成する意向を表明。承認が得られるのはほぼ確実だ。
2017年04月18日 23時52分    Copyright © The Yomiuri Shimbun